保育所実習Ⅰ期~~実習日誌の考察の書き方例⑦2~3歳児

保育士養成校

はじめに

 考察の書き方例の記事を書き始めて7記事目になっていました。実習後半で、保育園には少し慣れてきた頃かもしれません。ただ、目標のネタが尽きてきた頃かもしれません。どの年齢のクラスでも通用するような目標なら、繰り返し使うこともできるかもしれませんね。目標云々よりも、目の前の子どもたちに全力で接していくことが何よりも大切だと思います。実習生も全力で楽しんで子どもたちと仲良くなってください。

2,3歳児クラス4日目の目標と考察

 2,3歳児の四日目、今回のⅠ期実習での2,3歳児クラスの最終日です。

目標

保育者の援助や活動の中での子どもの反応を知る

 この目標は、保育者の関わりが、子どもにどう影響しているのか知りたいという気持ちから立てたものでしょうか? 子どもの反応によって臨機応変な対応をしなければならない保育士の様子を知るのは大切でしょうね。臨機応変という言葉、とっても難しいです。それでは、どんな考察を書いたのか見ていきたいと思います。

考察

 それでは考察です。

 部分実習として絵本を読んだ時のことである。導入の手袋人形や、絵本を読むということも、基本的には、子どもたちにも楽しんでもらえたと思うので良かったという気持ちである。しかし、実際子どもを目の前に絵本を読むと、予想していた事とは全く違う反応を見せる子どもがいるなど、戸惑うことも多いのではないかと思う。また、反省点としては、少しペースを速く読んでしまったことと、絵本のサイズについてである。もっとじっくりと子どもたちに絵本を見てもらいたく、ゆっくりとしたペースで読めたらなお良いものになったのではないかと思う。絵本のサイズについては、小さいため、後ろの方に座る子どもには少し見づらくなってしまっていたと思われるので、これらが反省点である。
 本日の反省会で、絵本を読む際のポイントをご教授頂いた。今回のように絵本のサイズが小さい場合の見せ方である。絵本を読むときは、なるべく読み手は動かないほうがいいと考えていたため、驚いたが、読み手が聞き手、つまり子どもの方へ歩み寄り、絵本をよく見てもらうということも、絵本を読む際に行っても良いということであった。読み手がひとりひとりに絵本を見てもらうために動くのである。たしかにそうすることで、ひとりひとりが絵本を近く見れるため、とても合理的であり、子どももそのように絵本に触れ合うほうがより興味を持てるだろうと今は思う。さらに、前置きとしてする話によっても、子どもの興味を引くことが可能という話であった。同じ絵本を読んだとしても、保育者がちがければその入り方というものも異なっており、もちろん子どもの中に残るものも違うのだろう。これから絵本を読む際は、どういうことをすれば子どもを引き込めるのかという視点も持って考えていきたいと思う。
 さいごに、何よりもなるほどと思ったことについてである。それは、絵本を読んでいる最中、子どもの中では、いろいろなイメージが広がっているということである。今回は、てぶくろの話を読み、その中で動物がでてきたわけであるが、子どもの頭の中では、自分の手袋を思い浮かべているかもしれないし、大きな大きな手袋を思い浮かべているかもしれないし、もしかしたら、動物になりきっている子どももいるかもしれないということである。読み手は、子どもたちそれぞれが思い浮かべる様々なイメージを壊さないように絵本を読み、そして声掛けをしなければいけないと思う。

保科史人の保育所実習Ⅰ期の実習日誌

この考察から、今、考えること

 目標とは一体……といった内容の考察ですね。まあ、保育者が絵本を読む際の留意点についてと、子どもたちの反応によってどのように読んでいくかというようなことなどを学べているので、目標と全くかけ離れた内容とも言い難いですが、それであれば、絵本を読む際の留意点について学ぶといった目標の方がスマートな感じがしますよね(笑)

 内容は、部分実習で行った絵本の読み聞かせについてでしたね。私の実習園では部分実習では指導案を提出する必要はありませんでした。園によっては、部分実習でも指導案が必要な場合がありますから、大変ですよね……。導入では手袋で作ったうさぎの人形を使って、絵本は『てぶくろ』をよみました。

 わたしは、うさぎの形はインターネットで調べて作りました。もうつくり方は忘れましたw 手袋人形のつくりかたの本が一冊でもあると便利かもしれませんね(*´∀`*)

 絵本の読み方にもいろいろあるということですね。正直、うろうろ子どもたちに見えるように動いていたら、動いていて見づらいといったことを保育者にコメントされる場合もあるでしょうから、こればかりは正解はないように思います。それよりも、今回さいごに保育者から教わった、子どもたちが絵本を見ながら様々なイメージをふくらませているといった事の方が重要ですね。そのイメージを壊さないように、めいっぱい想像力を養うことが大切だと思います。自分が部分実習をやるときでなくとも、どういう意図で保育者がその絵本を読んでいるのかといったことを考えてみるのも実習中は学びになるのではないかと思いますので、質問してみるのもいいかもしれませんね。ついでに読むときに気をつけていることを聞いてみるのもいいです。いろんな保育者に尋ね、考え方の違いをみるのも勉強になるかもしれませんね。

まとめ

 今回の目標と考察ですが、ないように一貫性がありませんね(´・ω・`) でも、まあ一貫性がなくとも、きちんと日誌を書いて提出していれば単位をいただくことは可能だという一例だと思っていただければ幸いです。実習も半分を折り返し、部分実習をするまでになりました。後半の実習日誌はどんな感じで書いていったのか、順次公開予定です。ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

コメント

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