幼稚園実習~責任実習指導案の実際例

保育士養成校

はじめに

 幼稚園実習を経験した私ですが、もちろん責任実習という大きなイベントもこなしてきました。一日の保育を任される実習生もいると思いますが、私の場合、幼稚園での実習は主活動のみの責任実習でした。保育所での実習では、一日を任されていましたし、幼稚園よりも日程的に前におこなっていましたので、それと比較すると、少し楽だった気がするなーと今思い返しています。保育所での責任実習での反省点も活かすことができたため、そういうふうに思うのかもしれませんね。そして、活動も、保育所で行ったものに少し似ている感じです。わたしは天気が好きなのか、天気と結びつけた遊びを考えて提供しました。ちょうど運動会のちょっと前という時期でもありましたので、担当する5歳児クラスの子どもたちがどのような競技に参加する予定なのかも分かっていたので、それに関係する遊びで主活動を展開しようと考えていました。指導案に関しても、前期の実習で1日の流れは少しわかっていましたから、実習が始まる前にある程度指導案を完成させていたような記憶があります。もちろん手直しは実習中に家に帰ってからやっていたと思いますが……。それでも大枠ができてしまっていると、楽ですよね。

参考

 参考までに、わたしが行った保育所での責任実習についての記事のページをリンクしておきます。指導案の長さとかも、保育所の方が長いですし、指導案という形ですが、実習日誌の時系列あたりの参考にもなるのではないかとも思いますので、ぜひご覧下さい。

 保育所での責任実習指導案の書き方などについて

指導案~実際例~

 それでは、わたしが実際に書いた指導案をエクセルで打ち直したものを紹介します。ほぼ原文のままです。

 なんか、保育所実習の指導案のときとはアップロードの形式が変わってしまっていますが、こっちのが見やすいですかね? PDFをそのまま埋め込めるのですね。まあ、読めればなんでもいいのですがね(*´∀`*)

 こう、PCで打ってみると、2ページも書いてないのですが、手書きのものは、4ページほどあります。手書きだと字が大きくなってしまいますし、ななめにもなっていたりするので、4ページにもなってしまっていました。PCで作業していいのなら、そっちのほうがかさばらないし文字も見やすいですからいいですよね。

ねらいの設定

 今回の狙いを設定したのは、運動会が近かったというのが一番の理由です。保育は日々のつながりというものが大切だと思いますので、現在子どもたちが直面していることに関係していることがいいと思います。それが今回は運動会だったというわけですね。運動会で、わたしが担当した5歳児クラスの子どもたちがどの競技に参加するのかは、事前に分かっていましたので、いや、事前には分かっていなかったかな……、後期の実習に参加する中でわかったことだったと思います。ですから、多分私のことですから、玉入れやリレー、大玉転がしなど、想定はしていたとは思います。その動きを取り入れた遊びの提供をしようとしていたと思います。遊びのレパートリーがたくさんあるといいですよね。まあ、想定していたとは言え、実際に行ったのは玉入れの動きのものでしたし、ほかにどんな遊びを考えていたかは正直今は思い出せません、申し訳ありません。まあ、そんなこんなで、ねらいとしては「集中して投げるという動作を通して、力を制御する」というものになりました。そして、もうひとつの狙いに関しては、わたしが天気がただ単に好きだからという理由です(笑) 前日かその前の日かは覚えていませんが、天気に関する紙芝居を読んだ記憶があります。実際活動するのかで導入としてその紙芝居の話をしなかったのですが、保育者から、したほうがよかったというアドバイスを反省会でされました。たしかにそうですよね。いきなり活動を始めてしまった記憶があるので、まあ緊張とかもありましたからね。なんというか、事前準備、演技力、いろいろなものが試されるような気がしますね(笑)

実際の活動

 実際の活動として、てるてる坊主の製作と、ルールのあるゲームである『てるりんピック』というものに取り組みました。てるりんピックはどこかのインターネットのサイトにあった遊びだったか、自分で考えたのかを今は思い出せません(笑)まあ、てるてる坊主とオリンピックを合わせただけの名前です。活動内容としては、製作はそのままですし、ゲームに関しては、玉入れの動きを取り入れたという狙った場所に投げるという遊びです。

反省点

 反省点の一つに、製作途中に失敗してしまったという子どもが、「大丈夫だよ」という声掛けに応じず、作り直したいと言った場合を想定していなかったことがあります。一人であれば、余分に準備したティッシュやほかの材料がありますが、それがもしも大勢いたとしたら……。実際、てるてる坊主の飾りつけで、ペンを使って目を書いた子どもが、失敗しちゃったということで、作り直したいと申し出てきました。大丈夫だよと声掛けをしたものの、悲しそうに泣き出してしまいそうでしたので、気をつけてねという言葉を添えて、新しい材料を渡しました。はじめに、失敗しても代わりの材料は無いということを伝えていれば、代わりを渡すことはしなかったのではないかと思います。しかし、何も伝えていない上に、代わりの材料は一応ありましたし、泣き落しに負けてしまった私も私ですが……、うーん難しいところですね。ただ、保育者からはその点については何も突っ込まれませんでしたから、とりあえずよしとしました(笑) 材料は大切に使って欲しいという気持ちがあれば、最初に作ったもので我慢してねということもできたかもしれません。まあ、そこは実習ですからね、この1日1場面が終わってしまえば、実習の中の大きなイベントである責任実習も問題なく終わりますから……。実際の保育現場、自分が保育する立場になった時に、どういう方針で保育をしていくのかということを考えて、その時に自分の思う保育を展開できればいいのではないかと思います。これも学びの一つだと考えて次に生かしましょうね。

 もう一つ、反省点があります。ゲームでの活動で、的になる毛糸の天気のわっか?は問題なく設置できたのですが、投げる時の起点となる目印について、全く想定していなかったことです。つまり、どこから投げるのかがわからないまま、ゲームがスタートしてしまったのです。どこに立つのか、床にビニールテープでも貼ってしまえば、その線をはみ出ないように、そこから投げるよう指示することができますね。そのことがすっかりと頭から抜けていて、咄嗟に、持っていた毛糸とセロハンテープで線を作りました。今考えると、少し危険なことをしてしまったと思います。毛糸ですから、足を引っ掛けてしまう子がいれば、転んでしまうかもしれません。そのときは何事もなく終わりましたが、これは反省して、次はどうするのかを考えなくてはいけない点ではないかと思います。この点については、保育者にも指摘されました。ただ、危険云々の指導はなかったですが、事前に相談してくれれば、ビニールテープを貸すこともできましたよーというような話でした。

まとめ

 保育現場では何が起こるのか予想することができますが、その予想を上回るような何かが起きるのが当然です。私の養成校の教師も、とにかくたくさん予想することをよしとしていました。実際に責任実習を経験してみて、たくさん想像して、予想して、想定することがいかに大切かということは身にしみて分かりましたね。子どもの心をもったような保育者であれば、子どもの気持ちになって活動をしている想像ができる保育者であれば、もしかしたら想像通りの保育になるのかもしれませんね。なかなかそんなことにはなりませんがね(笑) みなさんもたくさん予想して、本番で慌てないようにです。応援しています!!

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