【幼稚園教諭】幼稚園での実習~~目標と考察の書き方ー10日目5歳児クラス【実習日誌】

保育士養成校

はじめに

 わたしは、幼稚園教諭二種免許を取得するために、幼稚園での実習を全部で4週間ほど経験しました。毎日の目標や、考察、部分実習、責任実習、実習指導案、いろいろなことに悩まされるのが実習生なのではないかと思います。そんなみなさんの参考になればと思い、私の実習日誌を紹介するという形でなにかしら寄与できればいいと考えてこの記事を書いています。実習生時代ということもあり、拙い文章、今だったらこうは書かないだろうと思うことも、そのまま書いていきたいと思います。誤字は直すかもしれません(笑) 一応、ここに乗せる考察を提出し、単位をいただき、無事に卒業し、資格も取得できましたので、悪いところは反面教師に、良いところはぜひ真似してみてほしいなと思います(よいところがなかったらどうしよう

 10日目になりました。この日ははじめてだったかな、5歳児クラスへでの実習でした。5歳児になると遊び方も非常に多岐に渡る感じですし、保育者の話もよく聞いている様子がみられますね。あまり記憶がないのですが、たくさん話をすることもできますし、テレビゲームの話なんかもできたような気がします(笑) ゲームででてきた「マグマ」という言葉が出てこなかった子がいたのをいまでもふと思い出すことがあります。語彙力を増やすためにも、たくさんの言葉を使っておはなしできるといいですね。

幼稚園実習10日目の目標と考察

 実習10日目の目標と考察です。

目標

子どもの制作の様子を知る

 活動に制作があったんでしょうね。具体的な目標ですから、いいのではないかと思います。保育者がする配慮についても考えられるといいのではないかと思います。もちろん子どもがどのような気持ちで制作に取り組んでいるのかとか、現在感じる葛藤であるとか、そういった子どもに着目したようなことを考察として書くのもいいのではないかと思います。トラブルが起きることもありますからね。

考察

 それでは考察の引用をしていきます。

 午前中の制作の時間に、鯉のぼりの吹流しをのりと画用紙を使って子どもたちが作っていました。保育者がつくり方を説明し、子どもたちが作っていくという形でした。子どもたちが、それぞれ吹流しを作っていく中、N君は紙が長すぎるのか、うまく作ることができないでいる様子でした。保育者にできないと訴えますが「あと少しだよ、頑張ろう」と促され、再度挑戦しますが、やはりうまくいかない様子でした。それを見守っていた保育者は、再び声をかけると、N君は泣き出してしまい、面倒くさいという言葉を漏らしました。保育者は一緒にやろうと声をかけ、どの色の順番にするかなどを話しながら、少しだけ援助しました。その後、保育者がその場から離れると、N君は自ら制作の続きをやり始めました。最終的には吹流しのほとんどを自分の力で作り上げました。保育者は「やっぱりできたじゃん」と声をかけましたが、面倒くさいと漏らしたNくんの気持ちも仕方がないという表情をしながら認めました。そして作り上げたことを褒めました。
 今回、N君は紙のサイズの問題なのか、何度も紙を床に落としてしまい、うまく黒い紙に色紙を並べることができないでいるようでした。なかなかうまくいかず、そこで出た言葉が面倒くさいというものでした。面倒くさいという言葉でしたが、意味合いとしては、うまく作ることができず、悔しいとか、イライラしてしまったとか、そういう意味がこもった言葉なのではないかと思いました。保育者の援助としては、基本的には見守ることで、子どもが自分の力で作れるようにするというものでした。N君が自分の力でやり遂げられるということを見据えての援助だったのだと思います。また、最後に保育者が「面倒くさかったのか」と声をかけ、N君の気持ちを認め、やればできるという言葉で存分に褒めることでN君も安心することができたのではないかと思いました。
 子どもがなにかうまくできないで困っている時でも、子どものことを信じ、見守り、そしてうまくいった時にたくさん褒めるということで、子どものやる気や好奇心からのやってみたいという気持ちなどが育まれて行くのではないかと今回のN君を褒めている場面から想像することができました。

保科史人の幼稚園実習日誌より

この考察から、今、考えること

 読み返してみると、とても良い場面だなと思います。このN君が頑張っている様子や、保育者がどのように援助をしていたのか、情景が浮かぶような感じがしますね。保育者が子どもの気持ちを受け止めつつも、こうなって欲しいという願いも感じるような対応でしたね。保育者のコメントにも自信へと繋がるように援助しているということが書いてありました。子どもの自発性を育むということは、私も大切にしていることですので、安心する保育でした。自信があれば、やる気もでてきますし、好奇心をもって物事に取り組むことが出来るようになると信じています。そのためにも、子どもが安心して、そして集中して活動に取り組めるような環境を作り上げていくことが大切ですよね。時にわすれてしまいそうになりますが、決して忘れてはいけないことです。信頼関係の構築から、安心して活動に取り組むことができるようになると思います。愛着関係、とっても大切なことです。

まとめ

 5歳児クラスでの実習でした。今回の内容から、5歳児の担任保育者はしっかりとした考えをもって保育にあたっていて、私の保育観ともそんなに違わないように思います。ただ、なぜだかわかりませんが、この5歳児クラスでの実習にあんまりいい思い出がないような感じがするんですよね(笑)どうしてなのでしょうね。なんというか、この5歳児クラスというよりも、園全体に対して少し違和感を感じていたようにも思います。後期の実習で運動会の時期に実習をすることになるのですが、その取り組み方に違和感を感じたせいなのかもしれません。まあなんにしても、私の実習は既に終わっているので今更どうこういっても仕方ないのですがね……。違和感を感じようがなんだろうが、きちんと挨拶して、遅刻しないで、言われたことを守り、言われてないことで気になることは質問して、といった社会人としておかしな行動をしなければ、単位をもらうことができます。わたしも、実習の態度に関しては園からの評価、5段階評価で、1(悪い方)を付けられてしまいましたが、特に問題なく単位を頂くことができました。どの点で1がついたのかはよくわかりませんが、そんなのもどうでもいいことです。資格を取ってしまえば問題ありませんからね。つくづく評価というものが嫌いです。いい評価も悪い評価も私は嫌いです。評価するのもされるのも嫌いですからね。とはいっても日本で生きている以上、評価がつきまとってくるのも事実。とっても行きにくい世界だと思います。まあ、それに抗うことも特にする気がないですが。みなさんも気にせず、自分が信じる道に進んでくださいね。余りにも変なことをするのでなければ、この世界は自由です。とりあえず目先の実習、頑張りましょう。

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