【幼稚園教諭】幼稚園での実習~~目標と考察の書き方ー11日目3歳児クラス【実習日誌】

保育士養成校

はじめに

 わたしは、幼稚園教諭二種免許を取得するために、幼稚園での実習を全部で4週間ほど経験しました。毎日の目標や、考察、部分実習、責任実習、実習指導案、いろいろなことに悩まされるのが実習生なのではないかと思います。そんなみなさんの参考になればと思い、私の実習日誌を紹介するという形でなにかしら寄与できればいいと考えてこの記事を書いています。実習生時代ということもあり、拙い文章、今だったらこうは書かないだろうと思うことも、そのまま書いていきたいと思います。誤字は直すかもしれません(笑) 一応、ここに乗せる考察を提出し、単位をいただき、無事に卒業し、資格も取得できましたので、悪いところは反面教師に、良いところはぜひ真似してみてほしいなと思います(よいところがなかったらどうしよう

 実習も11日目となりました。前期の実習はあと二日でおしまいです。辛くて楽しい実習もあと二日でとりあえず一段落。よく頑張っています。実習生の皆さん、気を抜かずにやり遂げてくださいね。
 11日目は3歳児クラスでの実習でした。3歳児の4月ということもあり、担任が複数いたように思います。2人だったような気がしますが、パートさんもいたような気がしますので3人くらい保育者がいたように思います。複数担任ですから、複数なりの連携というものがあります。この日はそのことについて学ぶための目標にしました。

幼稚園実習11日目の目標と考察

 実習11日目の目標と考察です。

目標

保育者の連携を学ぶ

 先ほど述べたとおりですが、これも大きな目標ですね。一斉活動を行う園でしたので、一斉活動の中でのであるとか、昼食時のであるとか、登降園時のであるとか、そういうことをつければ少し具体的になりますね。保育者がどのように連携を取っているのかの勉強はとても大切なことです。そうでなければ一貫性のある保育ができなくなってしまいますからね。こっちの保育者がいいといったことが、別の保育者ではダメとなっていたり……。まあ、世の中理不尽なもので、社会に出るとあるあるなことなのですが、子どもたちの保育の中では一貫性があるほうが、混乱しなくて済みますからね。社会に出てから混乱すればいいのです(それは少し違うかw)まあ実習生として理不尽さを感じる出来事があるでしょうから、皆さんはよくわかっていることなのではないでしょうか。大変ですよね。頑張ろう。

考察

 それでは考察の引用をしていきます。

 午前中の自由遊びで、それぞれが好きな遊びをしている時に、J君がIちゃんが使っていた玩具を黙ってとってしまったようで、Iちゃんが泣いて取り返そうとしていました。保育者はその様子を見て、J君をよびました。しかし、J君は悪いことをしてしまったのが分かっていたのか、保育者が呼ぶ声に背を向け、離れていき、そのまま遊び続けようとしました。そのため保育者は再度呼びかけ、J君とIちゃんを話し合うことができるように促しました。J君に対して保育者は、使いたいものががあったら「貸して」と言わなければいけないことを伝え、勝手に持って行ってはいけないことを説明しました。Iちゃんは「返して」と言い続けていましたが、保育者の援助もあり、J君との話し合いでとりあえず納得して、そのあと遊べるようになったと思われます。
 物の貸し借りの問題は頻繁にあることだとは思います。特に入園したての3歳児ならなおさらだと思います。その時に保育者にとって必要なことは、どの子どもが使っていたものを、誰がどのように持っていったかという事実関係の把握だと思いました。まず、そこをしっかり把握していないと、適切な援助ができないと思います。今回は、二人の保育者同士が、瞬時に情報を共有し、状況の把握をしている様子がありました。その際の援助の考え方も、二人共共通なのだろうともおもいました。また、当事者の二人に話し合う場所を設け、しっかりと話し合ったことで、J君は今後貸してほしいものがあれば「貸して」ということがまず必要なのだということを、少しだけでも理解したのではないかと思いました。

保科史人の幼稚園実習日誌より

この考察から、今、考えること

 内容としては、目標に沿った考察になっているのではないでしょうか。事例の事実の中では、保育者の対応が書いてありませんが、そこから考えたことのところで、二人の保育者の連携の様子が書かれていますね。保育者からのコメントでは、子どもの話をしっかりと聞くということをまず何よりも大切にしているとのことでした。当たり前と言っては当たり前ですが、大切なことですよね。保育者の連携についても、できるだけ情報を共有し、保育者によって違う対応にならないようにしているとのことでした。やはり、保育者によって違う対応になってしまえば、子どもたちは戸惑ってしまいますものね。これもとても大切なことです。保育者同士がどのような思いで保育をしているのか、普段からのコミュニケーションが大事です。なかなか出来てない園もあるかもしれませんね。私が保育所に少しだけ勤めていたときは、複数担任でしたが、なんだかよくわからない中で上から目線で指導をされたので、すぐにその保育園は辞めてしまいました(笑) でも、嫌なところ、無理なところ、ありえないと感じたところがあれば、働いてからであれば辞めることができます。実習は期間が終わるまではやめられませんが……。でも、実習は期間が決まっていますから、その間だけ頑張ればいいのです。働き始めたらなかなか辞められないというような風潮もあります。しかも、辞められたら困るから代わりを探してから辞めてくれということを言われることもあるそうです。おかしな園ですね。そんなこと知りませんと、労働者の権利を行使して良いと思います。心が病んでしまってからでは遅いですからね。

まとめ

 11日目の実習でした。いかがだったでしょうか。保育者同士の連携については、実際に働き始めてからも大事になってくるものです。普段から円滑なコミュニケーション、円滑な関係を作り上げられると、とても働きやすいですね。子どもたちにとっても良い影響が出るはずです。保育者が、働きやすい環境の中で、幸せを感じながら、楽しく保育しなければ、子どもたちの健全な発達を促すことは難しいのではないでしょうか。労働環境は、昔よりよくなっているような感じもしますが、おかしな園が存在していることも事実です。みなさんも、心が病む前に、おかしなところからはお暇して、よい場所で自分らしい保育ができるように私は願っています。実習で、辛い毎日かもしれませんが、楽しい保育の現場があるのも本当です。子どもたちはいつも全力です。毎日が楽しいものとなるのではないでしょうか。私は障害児の分野で働いている期間の方が長いですが、思い返しても、楽しいことがたくさんありましたし、職場によっては、行きたくないなーと思うことがほとんどない場所もありました。とりあえず、よい園で実習できるといいですね。頑張りましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました