【保育士】知的障害者入所施設での実習~~目標と考察の書き方ー4日目【施設実習】

保育士養成校

はじめに

 施設実習の4日目です。4日目は2組でのじっしゅうとなりました。障害の程度で言えば2番目に重たいユニットです。ただ、障害の重さでユニットを分けているということでしたが、正直、1から3組までは、そこまで障害の重さに差はあまりないように思いました。たしかに1組と3組では自立度といいますか、そういったことは違ったり、他害行為がどれだけみられるかといったようなことに差はあるようにも思いましたが、正直、みんな重たいです。職員の中にも、全体的に重たい子が多いというような話をしている方もいました。

施設実習4日目の目標と考察

 知的障害者入所施設4日目の目標です。

目標

 利用者の休日の様子を知る。

 この日は、土曜日ということで、利用者にとっては休日ということでした。平日に関しては、作業時間が設けられています。つまりは、「仕事」ということですね。園芸であったり、缶つぶしであったり、なにかしらの作業を行っていました。具体的な施設種別はよくわからないのですが、生活介護として、日中は活動していたのかなーと思いますが……いまいち入所施設の形態がわかっていなくて申し訳ありません。軽く調べたところ、夜間や休日は施設入所のサービスで、日中は生活介護のサービスを利用しているという状態のところが多いようです。正直、中で生活を共にしていると、サービスに明確な差があるように見えません。入所施設によるサービスなのか、生活介護のサービスなのかわからないということですね。私の実習施設では、毎日ウォーキングの時間がありましたが、平日にも休日にも組み込まれていました。んー、なかなか難しいですね(笑)

考察

 それではこの日の考察の引用をしていきます。

 本日は今まで3日間過ごした3組ではなく、2組での実習でした。ユニットの違いにより、どのように違うのかが不安でしたが、休日ということもあり、穏やかな印象を受けました。利用者それぞれが、椅子に座りテレビを見て楽しんだり、それぞれの居室内で自由に過ごしている様子が見れました。そして、午後からのドライブではコンビニまで買い物に行きました。利用者に付き添い商品を選んだり、会計の際に支援を行いました。「何を買いましょうかね?」などと声をかけると、商品に手を伸ばし、欲しいものを手に取る利用者がいる一方、自分では手が出ない利用者もいました。その時少し戸惑いましたが、職員の方が「この人は、お茶とお菓子がいいと思うよ」と声をかけてください、「これとこれを買いましょうか?」と商品を利用者に見せてみたところ、納得したように商品を手に握り、会計に向かうことができました。職員の方は、利用者のある程度の「好み」というものを理解して支援されているということがわかりました。買い物のあと、バスの中で商品を食べる姿は、満足げで、とても嬉しそうに見えました。このように、自分で買い物をするということを楽しみながら行えている点がとてもいいことだと思いました。

保科史人の施設実習日誌より

この考察から、今、考えること

 先ほども述べましたが、この日は休日で日中の活動、作業がない日でした。さらにコンビニへの買い物活動が組み込まれていました。たしか、月に1回ほど、コンビニへ施設のバスに乗ってでかけて、買い物をするという活動をしていたようです。買うものが明確な方はある意味楽ですが、意思表示が読み取れない利用者に関しては、実習生が汲み取って何かを買うのは難しいのではないかと思います。

 手をしっかりとつないでいないと、どこかに行ってしまう利用者がいたり、お店の中で商品を開けてしまいそうになる方もいます。お金を払う時も、できるだけ本人の手から店員さんに渡せるようにしたいものですが、それすらもなかなか難しい状態の場合もあります。

 わたしが放課後等デイサービスで働いていた時も、散歩しながら近所のコンビニまでお菓子を買いに行くという活動をしたことがあります。そのときは、あらかじめ1つだけ買うということを伝えていました。本人も言葉はありませんが、1ということは理解できているようでした。しかし、実際にコンビニに行って商品を目の前にしたら、1つでは満足できず、これもこれもというふうになってしまい、その場で座り込み、挙句の果てには寝転がり、動けなくなってしまいました。6年生の男の子でしたので、体重的にも運ぶのは一苦労です。さらに、他害行為もある子でしたので、職員の腕や顔、首なども引っかき傷でたくさんになってしまいましたね(笑) 利用者がどのような行動をするのか、しっかりと想定して、対応策を考えてから、出発する必要がありますね。複数人で出かけましたので、この男の子の対応をする中で、ほかの子どもが道路で走り出し、車にひかれそうになるといったこともありました。本当に危険です。危険を回避するために、やりたい活動ができないということも十分ありうることですね。利用者が自由に楽しく過ごすということは大切ですし、できるだけ利用者のやりたいことを実現させようと職員は動くべきですが、この経験をしていると、リスクをふむのを躊躇してしまいたくなります。

 上記の例では、数がわかりますし、1つでは足りないかもしれないと想定することはできましたから、3つとかにすればよかったのかもしれませんね。実習担当のコメントで、1つを決めるのは難しい利用者がいますが、3つ選べるということは楽しい作業かもしれませんといったことが書いてありました。まあ、こればっかりはその時の状況で変わってしまうことだとも思いますので、なんとも言えませんが……。

まとめ

 今回は、利用者の休日の様子を知るという目標で実習に臨みました。休日の買い物活動に実習生として参加できたのはとても貴重な経験だったと思います。その時の経験を、実際に働くなかであまりいかせなかったのはちょっと残念ですね。ただ、やはり、大変な経験をすれば、のちのちそれをいかすことが出来ると思います。これから買い物活動をするときは、この時の経験をしっかり生かしていきたいですね(^ω^)

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