【幼稚園教諭】幼稚園での実習~~目標と考察の書き方ー5日目3歳児クラス【実習日誌】

保育士養成校

はじめに

 わたしは、幼稚園教諭二種免許を取得するために、幼稚園での実習を全部で4週間ほど経験しました。毎日の目標や、考察、部分実習、責任実習、実習指導案、いろいろなことに悩まされるのが実習生なのではないかと思います。そんなみなさんの参考になればと思い、私の実習日誌を紹介するという形でなにかしら寄与できればいいと考えてこの記事を書いています。実習生時代ということもあり、拙い文章、今だったらこうは書かないだろうと思うことも、そのまま書いていきたいと思います。誤字は直すかもしれません(笑) 一応、ここに乗せる考察を提出し、単位をいただき、無事に卒業し、資格も取得できましたので、悪いところは反面教師に、良いところはぜひ真似してみてほしいなと思います(よいところがなかったらどうしよう)

 5日目の実習です。ようやく、半分近くまで来ましたね。とはいえ、今振り返ってみたら、私の幼稚園実習の前期の半分以上は午前保育だったようで(4月のはじめの実習だったので)実習内容としては、半分以上を雑用だったのではないかと思います(笑)とはいうものの、認定こども園として切り替わったばかりの園でしたので、11時頃に降園する子どもがいたり、そのまま保育所利用の子は残ったりと、とても慌ただしくしていたような気がします。午睡の時間もすこしおかしかったですからね。今はもうまともに運営しているのだと思いますが……。

幼稚園実習5日目の目標と考察

 5日目の目標と考察です。

目標

子ども同士の関わり方を学ぶ

 幼稚園の3歳児の、この4月という時期には、あまりふさわしくない目標かもしれません。私は幼稚園実習の前の2月頃に保育所実習を経験していました。そのせいもあるのか、2月頃の3歳児の様子が強かったのかもしれません。その時期であれば、子ども同士の関わりも多くはなってきているように思います。ですが、4月、入園直後ということを考えると、子ども同士の関わりというよりも、まだ一人でじっくり遊んだり、関わりが見られるとしても並行遊びがほとんどなのではないかと思います。ですから、目標としても、今子どもが興味のある遊びを知るであるとか、じっくりと遊ぶということの意味について考えるとか、保育者がどのように子どもに関わったり援助したりしているのかということについて学ぶというような目標の方がやりやすいかもしれませんし、子どもの状態にあっているのではないかと思います。時期というのは目標を決める上で意外と大事になってくるように思います。

考察

 それでは考察の引用をしていきます。

 午前中の自由遊びの時間に、HちゃんとY君が隣同士で座りながら粘土で遊んでいました。2人とも好きなものを自分なりに作って遊んでいました。特に関わりを持とうとする様子もありませんでした。その後、Y君は粘土遊びを中断し、ままごと用の玩具でお皿にいろいろな食材をのせて遊んでいました。その様子をみたHちゃんは「Y君一緒に遊ぼう!」と大きな声でよびました。Y君は自分の遊びに夢中でHちゃんの声には気づかないようでした。そこでHちゃんはもう一度Y君をよびました。しかし、Y君はまだ自分の遊びがしたいようで、そのまま遊び続けました。
 この場面で驚いたことは、Hちゃんが特定の友達と一緒に遊びたいと感じ、それを言葉にし、直接伝えようとしたことです。まだ入園してから時間もあまり経っていないですし、環境になかなか馴染めずにいる子どももいることと思います。そのような中で、特定の仲のよい友達をいち早くみつけ、その友達と一緒に遊びたいと感じる子どももいるのだということが分かりました。ただ、一緒に遊ぶというと、やはり役割のある遊びなどを想像しがちですが、今回は元々同じ空間で粘土というものを用いてはいるものの、それぞれがそれぞれの遊びをするという並行遊びでありました。しかし、HちゃんにとってはY君と同じように粘土を使って、そして空間的にも近くで一緒に楽しいという気持ちを持つということが「一緒に遊ぶ」ということであり、大切なことなのだろうと思いました。
 その他の場面でも、HちゃんとY君は近くにいることが有り、帰りの会の場面の時に抱きしめ合って遊んでいたり、Hちゃんが「Y君のこと抱っこしてあげてるの」と得意げに説明してくれたりしたことが印象に残っています。

星奈文人の幼稚園実習日誌より

この考察から、今、考えること

 指導教諭からのコメントで、この時期に特定の友達を見つけるのは難しいこととありました。そして、今回の二人に関しては、幼稚園に入園する前から関わりのある子たちだったのではないかという推察でした。たしかに、遊び方をみても、じっくりとひとり遊びをしている様子でしたから、友達を作って、仲良く遊ぼうとするのは普通では見られないことですよね。

 目標には合った内容の考察になっていますが、この時期にこの目標にするのはすこしそぐわないかなという印象です。まあ、実際子どもの発達段階はその子どもひとりひとりによって違いますから、この時期にたくさん他児と関わる子がいてもおかしくないかもしれませんね。ただ、段階という言葉が有るとおり、順番がありますから、その順序通り発達していくと過程するのが保育者ですよね。そればかりになってしまうと、ひとりひとりにきめ細やかな対応ができなくなってしまうかもしれませんが、ひとつの指標としてはとても大切なことです。

 目の前にいる子どもに向き合いながらも、保育者としての知識や技術を用いて保育に当たりたいものです。理論だけでは説明できないようなことが起きるかもしれません。それもひとつの楽しみかもしれませんね。

まとめ

 5日目の実習いかがだったでしょうか。毎日の目標を考えるのがすこし難しくなってきた頃なのかなと思います。まあ、同じ目標でも問題ないと個人的には思います。だって、子どもたちの様子は毎日違いますから、同じ目標であったとしても、見えるものは必ず違ってくるものです。前期12日間の実習でしたから、学べることもかなり限られてくるのではないかと思います。そんな短い期間の中でも最大限に学びを深めることができたらいいですよね。みなさんも大変な毎日かと思いますが、ファイトです。どこかの誰かが言っていましたが、「はじまれば終わる」これはその通りです。毎日なんとか実習を乗り切ってください。きっと大丈夫!!!

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