【幼稚園教諭】幼稚園での実習~~目標と考察の書き方ー4日目3歳児クラス【実習日誌】

保育士養成校

はじめに

 わたしは、幼稚園教諭二種免許を取得するために、幼稚園での実習を全部で4週間ほど経験しました。毎日の目標や、考察、部分実習、責任実習、実習指導案、いろいろなことに悩まされるのが実習生なのではないかと思います。そんなみなさんの参考になればと思い、私の実習日誌を紹介するという形でなにかしら寄与できればいいと考えてこの記事を書いています。実習生時代ということもあり、拙い文章、今だったらこうは書かないだろうと思うことも、そのまま書いていきたいと思います。誤字は直すかもしれません(笑) 一応、ここに乗せる考察を提出し、単位をいただき、無事に卒業し、資格も取得できましたので、悪いところは反面教師に、良いところはぜひ真似してみてほしいなと思います(よいところがなかったらどうしよう)

 4日目の実習です。4日目も3日目に引き続き3歳児クラスでの実習となりました。3歳児はとても難しい年齢な気がします。一人でいろいろするにはまだ拙いし、全てを援助してしまっては、子どもの成長を妨げてしまうし。そんな3歳と関われる幼稚園教諭はとても楽しい仕事であり、責任感のある仕事だと思います。日々、目まぐるしく成長していく子どもたちと一緒に生活していけるように、幼稚園教諭の取得まで頑張りましょう。

幼稚園実習4日目の目標と考察

 4日目の目標と考察です。

目標

子どもの遊び方を知る

 すごい目標ですね(笑) 目標が大きすぎて結構この目標に対する考察を書くのが大変そうですね。3歳児の遊びの拡げ方について考えるとか、保育者の援助方法を学ぶとか、そういうのでもいいかもしれませんね。まあ、ただ、これくらい大きな目標であれば、考察に書く内容が限定されなくて、その日気づいたことなんでもかけるかもしれませんね。なのでこれでも問題ないとも思います。どんな遊びに興味があるのか知るのはとても大切なことですからね。

考察

 それでは考察の引用をしていきます。

 午前中の自由遊びの時間に、粘土を使ったり、絵を描いたりして過ごす子どもたちがいました。粘土で遊ぶ子どもは「先生、アンパンマン作って」と私に声をかけてきたり、クレパスで絵を描いている子どもは「山手線描いて」とお願いしてきたりしました。私は「自分で作れるんじゃないかな?」と話したり、「山手線、自分で描けるんじゃない?」と尋ねてみたりしました。アンパンマンに関しては、子どもが「顔を作るから先生は体を作って」と提案してきたため、私はその提案に応じました。山手線の絵に関しては、最初の1両目だけを私が描きました。そしてその時に、長い電車を描きたいと子どもが発言しました。そこで私は「長くするのは自分でやってみない? ながーくしてよ」と期待を込めて伝えました。すると子どもは少しだけ笑顔になり、自分で電車を長くしはじめました。
 今回は子どもにお願いされ、どこまでこちらから援助するのかに悩みました。できることなら、自分で作りたいものや描きたいものを、その子どもなりに自由に表現して欲しいと考えていたためです。しかし、山手線の絵に関しては、何度も何度もお願いされてしまったため、最初の1両だけ描いてしまいました。さらに長くしたいと要求され、長くするのまで私がやってしまっては自分で描く楽しみ、また、クレパスを使う経験がなくなってしまうのではないかと考え、子どもが自分で描けるように声かけをしました。結果的に、粘土のアンパンマンも、山手線の絵も、協力して作る、描くという形になりました。この協力して何かをするということが、子ども同士で見られるようになったらいいなと、その時に感じました。
 本日は、大人と協力して何かを作る、描くという形になりましたが、今後、子ども同士で何かを協力して行うという場面が、長いスパンかもしれませんが、見られるようになるのではないかと感じました。まず、大人と一緒に行うという経験からでも、誰かと一緒に行うことの楽しさに気づいてくれたらいいなと思いました。

保科史人の幼稚園実習日誌より

この考察から、今、考えること

 今回の考察の内容もいいのではないでしょうか。目標と連動しているかどうかはちょっと疑問ですが、実習生の考え方も明示されていますし、保育者としても安心します。子どもの発達を促すために、どのように関わるべきかを考え、悩んでいる様子がわかりますね。3歳児という発達段階と、保育者がとるべき援助、正解はありませんが、それは常に考え続けなければならないことだと思います。ひとりひとりの子ども、その生育歴や発達状況、性格、能力、本当にいろいろなことを考えながら保育にあたらなくてはいけません。こんかいの考察の内容に関しては、実際の保育者になったあとにも悩む内容だと思います。それに保育者によってどこまで援助するのかも違ってくると思います。だから、実習生のみなさんも、どこまで援助するべきなのかは悩んでしまうと思います。むしろ悩んで欲しいさえ思います。たくさんのことを考えながら子どもたちに関わっていきたいですね。

まとめ

 自由遊びの中から子どもたちの考えた考察でしたね。とくに正解というものはない内容でしたが、それこそが正解だと思います。保育に正解はないと、どこかで聞いたことがあるような気がしますが、たしかにそうなのかもしれませんね。正解かどうだったかは、その子が大人になった時にわかるのかもしれません。実習生は実習生として精一杯子どもたちに関わるのが仕事だと思います。実習生としての学びを深めながら、子どもたちと一緒に成長していく感じですかね。それは保育者になったあとも同じかもしれませんが……。つねに謙虚に、保育者としての質を高めていけたらいいなといまでも思います。みなさんも実習を通して学んだことを、保育者になっても大切にして欲しいです。では、また次回。

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