【保育士】知的障害者入所施設での実習~~目標と考察の書き方ー11日目【施設実習】

保育士養成校

はじめに

 実習もほぼ最終日みたいなものというくらいの日にちになりました。あと二日間ですね。やはり、障害が重めのユニットでは、意思疎通をはかれるかたが少なかったから、意思疎通がはかれる利用者がいるユニットの方が楽しいというふうにこの時は感じていたように思います。他害行為もほぼありませんしね(笑) ただ、今考えると、障害が重い人たちの方が、接しやすいというようにも思います。考え方はその時や経験、いろんなことが影響して変化していきますね。

施設実習11日目の目標と考察

 知的障害者入所施設実習11日目の目標と考察です

目標

 利用者に話しかけ、反応を知る

 とってもアバウトな目標ですね。ただ、これも、利用者個々にフォーカスを当てた目標として、書いています。そのため、考察の内容は、特定の利用者に着目した内容になっています。この目標に関しては、別に序盤に立ててもいいような内容だと思います。ただ、考察に書く内容は、序盤は、幅広い利用者に声をかけ、反応の違いについて考えるであるとか、そういった内容であるべきであると思います。実習後半に関しては、上記にも書いたように、特定の利用者に着目した形の考察を書くべきなのではないかと思います。

考察

 それでは考察の引用をしていきます。

 本日は、2組のTさんに着目し、実習に臨みました。午前中の自由時間に、Tさんが椅子に座っていたので、その隣に座り、「Tさん、この間は手があたたかかったですよねー、今日はどうですか?」と話しかけてみたところ、少しの間があいて、Tさんが手を差し出してきました。手を握り、「この間よりは冷たいかなー」と話をしました。
 この時感じたのは、「この間」という前の記憶を覚えていたTさんが、手を差し伸べてくれたのではないかということでした。しかし、少し時間が経ったあとに、この事例について考えてみて、ほんの数日前ではあるのですが、記憶が残っているのかどうだか、わからないかもしれないとも思いました。そこで、もしかしたら、「手」という言葉それだけに反応して、Tさんは手を差し出してきたのかもしれないと思いました。考えてみると、言葉がどこまで通じているかわからないし、利用者さんもどちらかといえば単語に反応していることが多いような印象もこれまで受けていました。利用者のことを理解した、また、こちらのことを理解してくれたとは、簡単には思わずに、じっくりと、しっかり確認しなければ、支援者の独りよがりのようになってしまうのではないかと感じました。

保科史人の施設実習日誌より

この考察から、今、考えること

 利用者との直接な関わりの中からの考察ですね。正直こちらからの働きかけをどの程度理解できているかは利用者によっても違いますし、わからないことなのですが、とにかく関わってみようとしていました。手遊びは割と取り組みやすいのではないかと思います。手をひらいて見せるだけでも、あなたに敵意はありませんよという意思表示にもなります。まあ、それを理解できているかはわかりませんがね(´・ω・`) 手を差し出してみて、なにか反応があったら、いろいろ声をかけてみるといいのではないかと思います。もちろん反応が薄いことがほとんどなのではないかと思いますが、なにかしら、表情なり、動きなりに変化がみられるかもしれません。嫌な気持ちになっていなければ、そのままそばにいてくれるのではないかとも思います。

 このときの指導者からのコメントは、Tさんの場合は単語に反応しているのではないかという見解でした。ただ、言葉からの連想ではなく、体験としての記憶は残っているかもしれないとのことでした。いわゆる手続き記憶というやつでしょうか。自転車に乗るための記憶として言われることが多いやつですね。やはり障害者であろうと、体で覚えている記憶といういうものは、強いのかもしれないですね。

 また、独りよがりというところにもコメントをいただいていて、「単語で反応しているということは、それだけ誤解も多く生じているということです。おとなしい人は混乱していても感情を表出させることが少ないので、支援者から押しつけの説明をされるだけになってしまいがちですが、『なにか困っていないだろうか』と絶えず目を配ってあげることは大切なことです」とありました。なんというか、本当によい支援者なのだろうなーとコメントを見るたびに思います(笑)

 正直、保育所実習の保育士のコメントには幻滅してしまいそうになるものがいくつかあったので、質の差に驚愕してしまいます(笑) みなさんも、しっかりと頭を使って保育して行って欲しいですし、私もそうなりたいですね。 

まとめ

 今回は、利用者に話しかけ反応を知るという目標でしたが、以前の目標ととても似ていますね。なんとか同じような目標を言い換えてみて、かぶらないようにしていたようにも思います。ただ、なによりも、積極的に利用者と関わってみることが大切ですので、日誌の目標なんてたいしたことないものなのかもしれませんね。とはいっても、書かなくてはいけないものですから、なにかの参考になればと思います。

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