【保育士】知的障害者入所施設での実習~~目標と考察の書き方ー7日目【施設実習】

保育士養成校

はじめに

 実習も半分を過ぎました。全部で13日間(休日も含めて)の実習でしたので、本当にあと半分です。個々の利用者に関わるといった視点がそろそろ必要になってきます。実習生という立場ですし、利用者と信頼関係が構築できているとは言えないと思いますが、個々の利用者と密接に関わるいい機会ですので、もちろん利用者が嫌がらない程度にですが、たくさん関わってみましょう。

施設実習7日目の目標と考察

 知的障害者入所施設7日目の目標と考察です。

目標

 利用者に合った対応を考え、関わる

 目標も利用者にあった対応を考えるということです。この利用者にはどうか変わると、快適に過ごせるのか、何に興味があるのか、何をしたいのかしたくないのか、楽しいことは何か、嬉しいことは何か、いろいろなことが考えられます。利用者が自分らしく生活できるように支援者は関わっていかなくてはいけません。そのきっかけといいますか、ひきがねといいますか、そういったものを実習生として考えてみるのが大切なことなのではないかと思います。

考察

 それでは考察を引用していきます。

 本日は5組での実習でした。そして、Aさんを中心に考え実習しました。Aさんは、なにか行動するたびに、職員の方に確認を取らなければ落ち着かないといった状況にあるように見えました。食事の場面でも、なにを食べる時でも、職員に確認をとっていました。掃除のチリトリを持った時も、「ポポポポイ?」と職員に確認をとってから捨てに行くといった感じです。職員はその一つ一つにできるだけ丁寧に応じていました。それは、一つ一つ丁寧に応じ、今やるべきことを示せば、Aさんは落ち着いて行動することができるからだと思いました。そして、あまりにもその確認が多いとき、職員が「わたしがその仕事やっちゃおうかなあ」と言ったことを伝えると、Aさんは嫌がり、自分でその仕事をやりたいという気持ちが強いのだなと思いました。やりたくないからそのように確認をとり、仕事を先延ばしにしているというわけではなく、確認と、職員による承認がないと落ち着かないという、そういうことなのだと改めて思いました。そのため、Aさんと二人で机の椅子を上にあげるときに、Aさんは「椅子上げる」と私に確認を求めてきたため、「そうだね、椅子あげよう」と声をかけ応じました。何度か確認を求められましたが、すべて同じように返答しました。Aさんにとっては、この確認という行為が安心して過ごすために必要なことなのだろうと思いました。

保科史人の施設実習日誌より

この考察から、今、考えること

 実習生という立場上、利用者と関われるのは本当に短い時間です。利用者の情報はアセスメントシートやサービス提供記録などにあると思いますが、書類で確認することももちろん必要ですが、直接関わることが一番です。今回のAさんについては、実は自分で考えて行動に移す力があるのに、あるときから急に確認が必要になってしまったのだそうです。原因はわからないことが多いそうですが、利用者さんにはよくあることなのだそう。たしかに、こだわりが急にでたり消えたり、ありうることだと今は思います。こだわりですので、どうしてもそれをしないといられないといった状態ですね。こだわりは抑えようとすれば利用者のストレスになってしまいますから、できるかぎり対応することが必要だと思います。パニックになってしまったら余計に大変ですからね。もちろん社会的におかしな行動がこだわりになってしまったら、どうにかしてやめる方向へ持っていかなくてはいけないとも思いますが……。

 実習生としては直接関わることが、利用者を知る術のほとんどだと思います。ましてや、保育を学んでいる学生なら、アセスメントシートなどをみることはほとんどないことでしょうから、そもそも見方がわからないといったことにもなりかねません(´・ω・`) 利用者に対する支援目標?のようなものもあるはずですから、勉強になるとは思いますが、保育の勉強だけしていると、あまり触れないところだと思うので、何とも言えません。本当は介護的な内容も学ぶべきだとは思いますが、保育がメインですから、そこまでカリキュラムを詰め込むのも難しいのでしょうね。

まとめ

 今回から、利用者個々についての目標がでてきました。実習の後半ですから、利用者に密接に関わっていくことが求められます。ただ、実習生ですから、限界もあります。自分らしく、積極的に利用者の理解をするため関わっていけばいいのだと思います。相手は人です。こちらから歩み寄っていかなくては、お互い理解することは難しいですね。みなさんも積極的に関わってみてくださいね。面白い発見ができるかもしれません。

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