はじめに
保育所実習の目標や考察について悩みを抱える実習生は少なくないと思います。そんな悩める実習生のために私が実際に書いた目標と考察がなにかの参考になればと思い、この記事を書いています。正直実習日誌としては未熟なものだと振り返っても思いますが、このように書けばとりあえず実習をパスすることができるという最低基準のようなものだと思って見ていただけると幸いです。ただ、私は比較的考察の文量が少なくなく書いていましたが、もっと少ない量しか書いていない同級生もいました。もちろん少ないからダメ、多いからいいというわけではありません。内容がしっかりかけているのであれば短くても問題はないでしょう。同級生も無事に保育士になることができていますので、結局は、提出期限を守るであるとか、社会人として最低限のマナーを守るであるとか、そういったことがしっかりとできていれば、実習内容に関してはこれから反省し、よりよく保育ができるようになれれば、失敗しようが、考え方がまるでなっていないであろうが、きちんと単位をいただくことは出来ると思います。
2,3歳児クラス2日目の目標と考察
2,3歳児クラスの目標です。
目標
保育者の声かけや援助を観察し、それを実践する
実習全体としては、土曜日も含めて6日目でした。ちょうど半分です。正直、今考えてみると、声かけや援助を観察し、その留意点について学ぶといった内容の方がいいのではないかとも思います。まあ、実際関われるのも実習の醍醐味といったところですから、保育者のように関わる体験という意味で実践するのもいいかもしれませんね。
考察
それでは実際にどのような考察を書いたのか見ていきましょう。
保育参観で行う一斉活動の『お店やさんごっこ』『バスごっこ』『色オニ』がどうして行うことになったのかについて疑問に思い、反省会で質問をした。保育者の思いとしてはまず、「子どもの成長」を見て欲しいというものがあるとのことであった。今までの運動会などの行事を経て、今回の保育参観がいわゆる締めくくりのようなものであり、4月からどう成長しているのかということを、保護者に感じて欲しいということである。そこで、お店屋さんごっこは、子どもの気持ちも高まるし、言葉のやりとりができるようになったということ、たとえば「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」などを保護者に見て、感じてもらえるだろうし、バスごっこに関しても、色オニに関しても、全員で遊ぶことが出来る集団遊びであり、集団で遊ぶことができるようになったということを示すことができるため、これらの活動を選択したということであった。また、2,3歳児クラスは3人という複数担任であり、それぞれの保育者が意見を出し合い納得した上で活動を決めているということで、それぞれの保育者が同じ思いを持って活動を決めることも大切にしているということであった。
保科史人の保育所実習Ⅰ期の実習日誌
今回は活動の選択理由に興味を持ち理由を聞くことができた。子どもの成長を見てもらいたいという気持ちから、活動を選択しているということであった。お店屋さんごっこもバスごっこも色オニも集団でできる遊びであり、おそらく4月の最初の頃はなかなか難しかったであろう集団遊びであり、成長を見てもらうという意味で、とてもいい活動だと思った。実際、練習をしている場面でも、子どもたち自身が楽しくこの活動を行えているように見えたのでいいと思った。そして、何よりも、保育者3人、担任の3人が話し合い試行錯誤しながら活動の細かい点を決めていっているという点が素晴らしいと思った。保育者同士の考え方が違うと、子どもが混乱してしまうという話はたまに聞くが、保育者同士が同じ思いを持って保育をしているというのは、保育者同士の関係が良好ということと同時に、子供にも悪い影響を与えることが少ないと思われるのでとてもいいと思う。
子どもをよく観察し、そして複数担任の場合、保育者同士が協力し、話し合って、一斉に行う活動、さらに、日常の保育を展開させていくことが大切なのだということを学ぶことができた。そうすることで達成感を味わうこともできるというので、これからのモチベーションにもつながるのではないかと考えた。
この考察から、今、考えること
目標と考察はほとんど関わりがありませんね。実践するとは一体なんのことだろうといった感じです。ただ、このように目標と考察の内容が全く一致していなくても、しっかりと日誌を見てもらえています。本来なら、この考察を書く場合、目標としては、「一斉活動の留意点を知る」であるとか、「複数担任による保育の展開の仕方を知る」であるとか、そういった内容の方がいいのかもしれませんね。まあ私は、目標に関してはもう疲れやら何やらで「あー、もう、これでいいや」みたいな感覚で取り組んでいた気がするので、あまり参考にならないかもしれません。ただ、この目標と考察が一致していなくても、実習を無事に終えることはできるという例になってくれればと思います(笑)もちろんしっかりと書けている方がいいにきまっていますが……。
まとめ
実習生はたった2週間とは言え、とってもとっても大変な時期を過ごしているということを知っていますから、あまり多く注文をいうようなことはしたくありません。とにかく保育士になるために、なんとか乗り切って欲しいと思っています。保育士になって自分の保育観が確立し、子どもたちが楽しく幸せに過ごせる場所をみなさんに作って欲しいと思っています。ガンバレーーー実習生ーーー!!!
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