保育所実習Ⅰ期~~実習日誌の考察の書き方例②0~1歳児クラス

保育士養成校

はじめに

 みなさま保育所実習をどのようにお過ごしでしょうか? またこれから実習をしなければならない保育学生の皆様も不安でいっぱいの毎日、もしくはワクワクの毎日をおくっていることでしょうか? いずれにしても、実習日誌は書かなければなりません。私が実際に保育所実習で書いた実習日誌の目標と考察について紹介して、なにかの参考になったら良いなと思ってこの記事を書いています。正直、良い例ではないことが多いです。ただ、この内容でも実習を終えることができ、単位もしっかりといただくことができたので、安心をして欲しいというような気持ちがあります。何よりも、期限はしっかり守って、笑顔で挨拶! 実習生はこれができていればいいのではないかと思います。実習内容について失敗などしても全然大丈夫。とにかく、期限を守ることと挨拶。あとは最低限のマナーとか?(筆者は実習中「おしゃべりが多い」と保育所から養成校に評価が送られてしまったらしいですw)まあいろいろありますが、そつなくこなせることが大事かもしれませんね(^ω^)

0,1歳児クラス2日目の目標と考察

 Ⅰ期の実習の2日目の目標と考察について見ていきたいと思います。

目標

 0,1歳児の遊び、活動を知る

 2日目の目標としてはちょうど良い内容なのではないかと思います。1日目は一日の流れを知るという目標でしたので、0,1歳児が現在どんな遊びや活動に取り組んでいるのか知ることはとても大切なことですものね。一日目の考察をご覧になりたい方はぜひご覧下さい。

考察

 それでは実際の考察について紹介いたします。正直、目標と考察の内容が一致していないことの方が多いです。そもそも考察を自由に書くために、目標をとても抽象的な形で書いていました。そのほうが、その日にあった気になることについて考察が書けるので個人的にはオススメです。ただ、指導者によって考え方は違うと思うのでそこは、実習指導者や、保育士さんに相談してみてもいいかもしれませんね(なにか言われるかもしれません(´・ω・`))

 午睡の前の布団の準備が終わった頃である。男児Rがロッカーの前に座りこみ、なかなか布団に入ることができないでいた。保育者が声をかけてもロッカーの前から動こうとはしないのであった。そこで、まず女児Yが男児Rに近づいた。女児Yは1歳5ヶ月の頃の子どもである。そこで保育者は男児Rに興味を持った女児Yに「布団入ろう、そのままRくんを布団に連れてきて」と声をかけた。しかし女児Yはそのままその場から離れ、自分の布団に戻っていった。その様子を見ていた女児Nは男児Rに近づいていった。この女児Nは、2歳10ヶ月頃の子どもである。保育者は「そっか、NちゃんがRくんのこと連れてってくれるんだね」と声をかけ「Rくんを布団まで連れてってあげて」と続けて女児Nに向かって話した。すると女児Nは男児Rの耳元で少し話をして、男児Rは少し笑顔の様子を見せ、そのまま立ち上がり、そのまま男児Rは自分の布団にまで移動することができたのであった。このあと保育者は女児Nに「さすがお姉さんだね。ちゃんと連れてきてくれてありがとう」という言葉をかけた。
 この場面が気になったのは、女児Yと女児Nの対応の差である。年齢が違うので差があるのは当たり前かもしれないが、それぞれの対応が興味深いと感じたのである。女児Yは1歳5ヶ月にしては、周りの友達に興味があるという点で驚くべきことだと考えられる。こちらの女児Yについては発達の早い子どもということが考えられるのだと思われる。ここからは女児Nについてである。1歳児クラスと聞いてはいたが、この2月という時期ではすでに2歳になっている子どもがほとんどである。そして今回の女児Nは2歳10ヶ月であり、もうすぐ3歳なのである。このことからも周りの友達に興味を持って行動することが少しずつできる時期になってきているのだと思われる。だからこそ、保育者は保育者自身が男児Rに近づき布団に連れる援助をするのではなく、男児Rに興味を持った女児Nに「連れてきて」とお願いしたのだと考えられる。更に考えられることは、この場面を見ている子どもたちの反応である。女児Nがいわゆる手本のようになり、ほかの子どもが困っている時に、年齢、月齢の高い子どもが低年齢、低月齢の子どもの面倒を見るということが行われるようになるかもしれないと考えられる。特に異年齢の交流がある園では、この様子が見られるのだろうと思う。実際、園庭での異年齢の交流は度々見ることができている。
 今回の事例から学んだことは、年齢、月齢を考え、さらに子ども個人のことを考えた保育者の援助方法と、どのように子どもがほかの子どもに関わっていくようになるのかという過程の一つの場面である。このような経験を少しずつしていくことによって、子ども同士が関わりながら遊んだり、活動したりすることができるようになるのだと思われる。

保科史人の保育所実習Ⅰ期の実習日誌

 言葉が少し変な箇所もありますが、そのまま書きました。特に「そのまま」という言葉が2回続けて書いてあるのは、少し変な感じがしますね(笑) おそらく、赤ペンで直しをしてくれる保育者もいるかもしれません(今回は直しは入っていませんでした)。

この考察について考えること

 まず考察の書き方ですが、「事例」→「考察」→「まとめ」という形で書いていきます。少し詳しくは1日目の記事に書いてありますので、参考にしてください。

 内容については、月齢差による子どもの様子の違いについてですので、とてもいいのではないかと思います。もっと読みやすくかけたら良かったのですが、実習中の疲れとかいろいろありますから、そこは大目に見てくださいという感じですかね(笑) 特に保育者からの指摘もありませんでした。月齢の差などで、上の子が下の子を見るというようないい刺激になる云々って保育者のコメントにありました。それくらいです(笑) この記事がなにかの参考になったら嬉しいです。

コメント

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