はじめに
とうとう4,5歳児クラスの実習です。終わりが近づいて来る一方で、責任実習をしなければいけないというプレッシャーもでてきます。保育者の動きをよく把握して、責任実習が滞りのないものになるようにしましょう。子どもたちにとっては大切な1日、それを実習生が奪う……というのは言い方がきついですが、子どもたちの大切な時間を使わせてもらうわけですから、有意義なものになったら実習生としても嬉しいと思います。わたしの責任実習はどうだったかというのは、今後実習日誌の考察の紹介の時に出てくるとは思いますが、反省点がたくさんでした。当たり前といったら当たり前ですが……。保育は日々反省です。反省のない保育はクソだと言ってもいいでしょう。希に反省のない保育もあるのかもしれませんがね……。
4,5歳児クラス1日目の目標と考察
4,5歳児クラスの目標と考察です。
目標
子ども同士のコミュニケーションについて学ぶ
4,5歳児クラスですから、言葉もかなり出ていますし、子ども同士の関わりもとても多い年齢ですね。現在どのようにコミュニケーションをとっているのか、観察、関わりながら知っていきましょう。
考察
それでは、考察を引用していきたいと思います。
朝園庭が点検のために使えないと言う状況がありました。そのような状況の中、4歳児クラスのMちゃんとYちゃんは鹿の遊具に対して「魔法をかけて、空を飛ぶの」と言い、砂をかけていました。そこへ、同じ4歳児クラスのK君がやってきて、砂をふりかけてはいけないよと伝えました。しかし、MちゃんとYちゃんは、聞こえているけれど聞こうとしないと言うような、聞く耳を持たないといった様子で、遊び続けていました。私は、「魔法解くときに砂を落とせばいいんじゃない?」と提案してしまいました。MちゃんとYちゃんも「そうだよーだから大丈夫」と言っていました。しかし、その遊びが1段落し、鹿の遊具にKくんが乗り、先程の話を持ち出し、「前に先生にダメって言われたんだよ」と少し悲しそうな表情で伝えてきました。私は「そうだったのか、ごめんね、ちゃんと確認すればよかった」とKくんに謝りました。
保科史人の保育所実習Ⅱ期の実習日誌
本日は、子ども同士のコミュニケーションに着目し、実習しました。MちゃんとYちゃんのKくんの注意を聞いているにもかかわらず、都合の悪い事は聞こえていないふりをして遊ぶといった様子が見られました。何度も何度もKくんが呼びかけているのに、遊び続けているMちゃんとYちゃんを見て、私は、今の楽しい気持ちを大事にして遊んでほしいと言う思いから、今回のような対応をしてしまいました。しかし、後ほどKくんの話を聞いて、もしかしたら正しくない対応してしまったのかもしれないと思いました。このように、援助側、保育者側の対応が人によって違ってしまうと、子どもを混乱させてしまいかねないと思いました。それを防ぐためにも、保育者同士の連携やチームワークといったことが大切になるのだと改めて感じました。
まずは、子どもの話を聞き、それに対してよく考えることが必要だと思います。あまり勝手な判断をしてはいけないと反省しました。子どもの話、言い分と言うものをしっかりと聞くように、これからはしたいと思います。
この考察から、今、考えること
今回は、子ども同士の気持ちの行き違いといいますか、そういった場面の内容ですね。わたしの対応も正しくなかったのではないかと今でも思います。保育者からのコメントには、双方の気持ちを受け止めてあげることが大切ですねと書かれていました。どちらもが気持ちよく過ごすためには、お互いの妥協点というものを探らなくてはいけないかもしれませんね。今回の場合、Kくんが以前ダメと言われていたことをわたしが認めてしまったがために、Kくんを混乱させてしまったかもしれませんね。実習生とはいえ、子どもたちからみたら、実習生も大人で、保育者とあまりかわりありません。大人の言うことは正しいと考えている子どもも多いと思います。子どもたちの見本、手本となるのが大人=保育者ですから、普段からの振る舞いにも気を使わなくてはいけません。保育者の話をきくと、子どもたちは大人の真似をよくすると口々に言っていると思います。
まとめ
その園での決まりごとやルールといったものがそれぞれあると思います。実習生がそれをすべて把握することは不可能でしょう。ただ、子どもたちの直の言葉は聞こうとすることができます。子どもたちの気持ちを最優先に考えられる保育者でありたいですね。
コメント
[…] 子ども同士のコミュニケーションについて学ぶ […]