はじめに
とうとう責任実習の考察の紹介になってしまいました。実習もほぼ終盤です。前回あたりに、責任実習の指導案の記事を書きましたので、そちらもご覧いただくと、どのような活動をしたのかがすこし詳細にわかるのではないかと思いますので、ぜひご覧くださいね。
責任実習の日の目標と考察
4,5歳児クラスでの責任実習の日の目標と考察です。
目標
子どもが楽しく過ごせるよう配慮する
もうここまできたら、やけくそだーーーみたいな気持ちでこの目標にしたような気がします。一番大切なことだとわたしは思っていますがね(^ω^) 楽しくなければ何も始まらない。楽しいからこそ自主性が育まれる。楽しいからこそ学びが深くなっていく、という感じでしょうか。とっても短い言葉にまとめてしまっていますが、わたしは、子どもの興味関心を育む保育をしたいと考えていました。それは今も変わっていません。そのためには、子どもが興味を持てるように関わっていかなければいけませんね。世界には面白いものがたくさんあるんだよーーーと伝えていきたいのです。まだ知らない面白いものを知るために、わたしは生きているといっても過言ではありません。知的好奇心があれば、生きていけるような気がします。心が死なないように、いろんな感覚を研ぎ澄ませて、息をしていきたいものです。
考察
それでは、考察を引用したいと思います。
本日は責任実習を行いました。ありがとうございました。主活動ではお天気バスケットを行いました。まず、天気のカードを制作し、その後ゲームをすると言うものでした。制作に関しては、すぐに出来上がってしまう子どもがいれば、目的としていたものとは違うものにどんどん変わっていってしまう子どもがいたり、違うものを描いていると指摘され、泣いてしまう子どもがいたりなど、想定していたこともありましたが、そうでは無いこともたくさんありました。自由に描いてもいいと思っていたので、違うものになったり、2つのものを書いてしまうのも良しとしていたのですが、ルールや決まりをしっかりと守りたいと言う子どもがいることも忘れてはいけないのだと考えさせられました。活動の狙いにも「ルールを守る」と言うことがあったので、それは設定ミス、もしくは達成できなかったと言えるかもしれません。それは、ゲーム内でも言えることだと思います。私は、想定としてはすぐにゲームに子どもたちが飽きてしまうのではないかと考えていました。しかし、もともとのルールの晴れ、曇り、雨の曇りを削り、2つだけになっても、子どもたちは飽きることなく楽しんでいました。しかし、ゲームをしているときにおかしいとは思っていたものの、椅子が空いているのに座らない子どもが少しずつ出てきました。私は、どちらかと言えば鬼にはなりたくないと考える子どもが多いと思っていました。しかし、なかなか座らない子どもたちは、注目を浴びたいであるとか、真ん中で発言したいであるとか、そういった気持ちがあるらしく、わざと座らないようにしていた可能性があるとの事でした。大人と言うよりは、私の勝手な決めつけから、そういった発想に至ることができなかったことが反省としてあります。
保科史人の保育所実習日誌Ⅱ期の実習日誌
一日を通して実習することで、今の自分が想像できる子どもの世界は、まだまだ狭いと思いました。「子どもの気持ちを考える」と言葉にするのは簡単ですが、勝手な決めつけにならないよう、本当に子どものことを理解するように努力する必要があるのだと思いました。
この考察から、いま、考えること
んー。反省点がたくさんですね。この考察とほぼ同じよう内容をもっと詳しく前回の記事で書きましたね。いま考える反省とたいして変わりがありませんね(笑) いま振り返っても考え方などが変わっていないということでしょうか。
子どもの行動や考えを想定することは本当にむずかしいことでしょう。特に実習生ですから、子どもたちとは2週間、Ⅰ期とあわせても20日間ほどしか関わっていません。その間に子どもたちも成長していきますし、子どもの行動だってその都度変わっていくでしょう。この子がいるから、この活動をしたときにこういう行動をするだろうなーといった予想は、日々を共に過ごす保育者なら多少できるかもしれませんが、突発的に参加した実習生には難しいことです。それでも実習では、いろんなことを想定し、臨機応変な対応をしなければなりません。とても大変です。実際の保育をしている上でここまで大変なことはないのではないかというくらいです。実習生はとっても大変なんです。大変だからこそ、このあと保育士として働くようになれば、実習より大変なことはないという考え方になる人も少なくないのでしょう(笑)
今回の目標は、子どもたちが楽しく過ごせるようにするといった内容ですが、楽しくという点は、達成出来ているようにも思うし、そうではなかったようにも思います。嫌な思いをしてしまった子どもがいましたから。それも私の説明不足が原因でしたし。子どもが、嫌な気持ちになってしまうのは、わたしはとても嫌です。もちろんトラブルが発生して心が痛むといったことは、学びとしてアリだと思いますが、今回は、私の説明不足で嫌な気持ちになってしまったというパターンですから、私も心が痛かったです。いかに、事前の説明が大切なのかということをひしひしと感じました。
まとめ
責任実習の日の目標と考察について紹介しました。責任実習だからといって、考察の内容が大きく変わるということはありませんが、実際に自分が行った保育の反省を別の保育士にしてもらうという形になりますね。指摘事項はたくさんあると思います。しかし、これで実習もほぼ終わったといっていいでしょう。つらかった実習、よく頑張りました。昔の私、よく頑張った。この時があったから、お前はいま保育士なんだぞ!!! そんな気持ちです。責任実習を控えた実習生、責任実習を終えて開放感のある実習生、いろいろな方がいると思います。みなさんよく頑張っていますし、よく頑張りました。大変さは、とってもよくわかるのです。だってわたしも大変でしたから。この実習を乗り切ればいいんです。乗り切れば保育士です。ファイトなのです!!!
コメント
[…] 子どもが楽しく過ごせるように配慮する […]