はじめに
わたしは、幼稚園教諭二種免許を取得するために、幼稚園での実習を全部で4週間ほど経験しました。毎日の目標や、考察、部分実習、責任実習、実習指導案、いろいろなことに悩まされるのが実習生なのではないかと思います。そんなみなさんの参考になればと思い、私の実習日誌を紹介するという形でなにかしら寄与できればいいと考えてこの記事を書いています。実習生時代ということもあり、拙い文章、今だったらこうは書かないだろうと思うことも、そのまま書いていきたいと思います。誤字は直すかもしれません(笑) 一応、ここに乗せる考察を提出し、単位をいただき、無事に卒業し、資格も取得できましたので、悪いところは反面教師に、良いところはぜひ真似してみてほしいなと思います(よいところがなかったらどうしよう
実習12日目、前期の実習の最終日です。長かった実習も、とうとう最終日。疲れもたくさん溜まっていることだろうと思いますが、もうひと踏ん張りですね。気を抜かないで頑張りましょうね。最終日とは言えども、前期が最終というだけで、あと12日間、後期の実習もありますし、後期の方が、責任実習という大きなイベントも待ち受けてますから、まだまだ大変ですね。ただ、前期の実習が終われば、また学校に戻って勉強して、それから実習ですから、時間もありますし、学校の先生に相談する時間もあります。じっくりと考えてから実習に臨むことができます。その点は少し安心ですよね。
幼稚園実習12日目の目標と考察
実習12日目の目標と考察です。
目標
子ども同士の関わり方を知る
私の目標って、とっても大雑把で抽象的なものが多いですよね。実習をするうえで、考察を書く時に、大きい目標の方が、それに当てはまる具体的なエピソードが実習中におきるかなーと思って、わざと大きい目標、抽象的な目標にしていたような気がします。別に目標を具体的にしても、目標はこうだったけれど、実際に気になったのはこの場面だったので、これについて書くとかしても問題ないのですがね……。なんとなく、大きい目標にして、それに合った考察をなるべく書くようにしていました。別にどんな形でも問題ないと思います。とりあえず書いて、提出して、保育者の批判的なことは書かず、やりすごすか、こういった視点で実習日誌を書いても問題ないでしょう。むしろそのほうが穏便に事が進むというか、そんな感じがしますよね(笑) 空気を読めとはよく言ったものです(;_;)
考察
それではいつものように考察の引用をしていきます。
午前中の自由遊びの時間に、N君が紙で細長く作った剣で友達を叩いたり、蹴ったりしていました。そこで保育者は「嘘っこ遊びじゃないと遊べません」とはっきりと伝えました。叩くふりや、蹴るふりをして遊ぶということでしょう。その話をしている時に、N君は泣き出してしまい、最終的には水道の横にポツンと座り、じっくりと何考えている様子でした。そこにC君が自分で作った剣を持ち、N君に話しかけました。おそらく一緒に遊ぼうと誘いに行ったのだと思われますが、N君はC君の誘いには乗らず、やはり考え事をしているようでした。するとC君は「N君どうしたのかな?」といった様子で保育者に話しかけ、N君のことを心配している様子でした。保育者は、「N君は先生とお話をしてたんだよ」と伝えると、やはりC君は心配そうな表情を見せながら、次第に自分の遊びへと入って行きました。
保科史人の幼稚園実習日誌より
この場面で感じたことは、C君のN君を想う優しさです。もちろんただ単に遊びたくて話しかけたという点もあるとは思いますが、保育者に助けを求めるような様子を見せたところを考えると、N君のことを心配にしているという面もあったのではないかと思います。4歳児というと、友達と関わりながら遊ぶのが楽しいと感じられる時期でしょうし、また、それがうまくいかないことがあるというのも学ぶ時期でもあるのではないかと思います。C君なりにN君とどうやったら楽しく遊べるのかを考えた結果、はじめはC君自身がN君に話しかけてはいたのですが、うまくいかなかったのか、保育者に助けを求めるという選択に至ったのだと思います。
子どもたちはこれからいろいろなことを学びながら、どうすれば友達と楽しく遊べるのか、どうすれば気持ちよく遊べるのか、試行錯誤していくのかなと、本日の場面を見て考えました。
この考察から、今、考えること
目標に沿った考察がかけているのではないかと思います。子ども同士の関わりの中から学び取ったことを言葉に出来ていると思います。私は、C君の優しさに着目した内容でこの考察を書きましたが、保育者のコメントにはN君に関することばかりが書かれていました。N君が自己コントロールがまだ出来ていないので、日々様々なことに戸惑い、混乱し、壁にぶつかりながら過ごしていますとありました。保育者自身も、関わり方を探っているところとのことでした。保育者になると、「気になる子」という感じで、少し集団生活の中で浮いているといいますか、目立つといいますか、そういう子の事ばかり考えてしまうことがあるのではないかとおもいます。どうやって関わろうか、どうやれば集団生活で馴染めるのかといったことですね。その分、他の子どもに対して、考えるべきことが考えられなくなってしまうことも、もしかしたらあるかもしれません。子ども達、集団を保育するということはとても難しいですよね。この難しさを考えると、私は障害児に関わる仕事を選んで正解だったのかなとも思います。大変なことも多いですが、子どもひとりひとりと密接に関われるという点では、障害児と関わることのできる施設の方が、あっていますからね。
まとめ
前期の実習の最終日の日誌でした。いかがだったでしょうか。私は実習日誌で感じの間違いを指摘されることが多かったです(笑)保育者は、細かい字までよく見てますね(´・ω・`)まあ、保育者になれば、普段連絡帳などを書きますから誤字脱字は気をつけなくてはいけませんものね。人の書いた文字についても敏感になるのかもしれません。まあ、とはいいつつも、保育者になってからも誤字脱字をしてしまうことや、間違った言葉を使ってしまうことは実際にありますから、誤解を与えるものでなければ、間違ってしまった時に、次から気をつけることができれば特に問題ないものと思います。私は漢字検定2級を持っていても、漢字を間違えることがありますから、みなさんもそこまで気にすることなく、漢字よりも、実習でどのような学びを得たかの方が大事なことですからね。まあ、漢字や言葉を正しく使えるようになることにこしたことはないのですが……。とりあえず、前期の実習の日誌については終了です。次からは後期の実習について書いていきたいと思っています。後期はたしか、9月から10月にかけての実習だったような気がします。10月までかかっていなかったかな。とにかく、運動会の時期です。運動会の手伝いが辛かった記憶がありますね。次回からの更新も実習生の何かの役に立てばと思います。
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