【介護福祉士】特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)での実習~目標と考察の書き方17日目【実習日誌】

介護福祉士養成校

はじめに

 私は、保育士の養成校をでて、そのあと一年課程の介護福祉士になるための学科に進学し、最終的に介護福祉士国家試験を受験して、介護福祉士の資格をとりました。その中で、全部で30日間の実習を行いました。そのうち24日間は特別養護老人ホームでの実習でした。今回は、その実習の中で皆さんが迷うであろう毎日の目標と考察について、私が実際に提出したものを紹介という形で、みなさんの助けになればということでこの記事を書いています。

 17日目の実習です。あと少しで実習も終わってしまいますね。私の場合、20日目あたりで、なぜかデイサービスでの実習が4日ほど組み込まれていました。なので、当時の私はまだ実習が終わりに近づいている感じはしていなかったような気もしています。とにかく実習を乗り切れば、あとは国試対策を頑張ればなんとか介護福祉士にはなれますから、のこりの日数を頑張りましょうね。

特別養護老人ホームでの実習17日目の目標と考察

実習17日目の目標と考察です。

目標

遅番の業務を知る。夕食後の利用者の過ごし方を知る。

 この日は初めての遅番の実習でした。10時55分から19時30分までの実習だったようです。日勤の時間だと、夕食の様子を見ることができませんので、遅番と夜勤の時は、利用者の夜の様子を少しだけ見ることができます。普段見ることができませんから、夕食後の過ごし方を知るという目標にしたのでしょうね。これは問題ないのではないでしょうか。

考察

 考察の引用をしていきます。

 本日は遅番の業務を知ることと、夕食後の利用者の様子を知ることの二つを目標に実習に臨んだ。その中で、食事介助についての指導もいただいた。
 遅番の業務としては、まず利用者の昼食時に服用する薬の準備である。さらに嚥下に不安のある利用者の錠剤は砕かなくてはいけないとのことである。また、夕食前には必要な利用者に下剤を服用していただく業務もある。そして、夕食介助のあと、口腔ケアを経て、トイレ介助や臥床介助を行い、入眠へとつなげるというのが遅番の業務であるとのことだ。
 日勤や早番時にはみることができなかった夕食後の利用者の様子であるが、日中と、とりわけ変わったところというのはあまり見受けられなかった。このあとに夜勤の業務が控えているため、夜間の様子に違いがあるのか確認してみたい。
 本日は昼食時に食事介助も行うことができた。嚥下をよく確認しながら介助をしていたが、とても時間がかかってしまった。食事に時間をかけすぎてしまうと、利用者の負担になってしまうと指導いただいた。本日は食事を開始してからすぐにあまり口を開けてくださらなくなってしまい、時間がかかってしまった。声かけや口元への刺激が足りなかったこと、時間が経ってしまい、食事のトロミが失われてしまったことなどが原因と考えられる。その後の水分介助の際に、職員の指導があった、口元に刺激を与えることを実施してみると、昼食時よりも口を開けてくれるようになったため、声かけやタオルで口元を拭くなど、そういった刺激が必要な場合もあるということがわかった。

保科史人の特別養護老人ホームでの実習日誌より

この考察から、いま、考えること

 遅番の実習ははじめてでしたので、遅番の仕事を知るという目標は悪くはないと思います。ただ、考察として、何とも言えない内容を書いていますね(笑) なんというか、考察というよりも、本当に、業務内容を羅列しているだけですね。まあ、「知る」という目標にしましたから、考察内容としては間違いではないのかもしれませんね。そして、もうひとつの夕食後の利用者の様子についてですが、こちらも、私の観察力が低かったのか、特に変わったところは見られなかったという内容になっていますね。絶対にそんなことないはずですけどね……。夕食後ですから、実習の時間的にも後半で、もうすぐ終わるという頃、疲れや、普段と違う時間ということもあり、観察力が下がっていたのでしょうと、いま言い訳が浮かびます。目標にあった考察がかけなかったためか、半分位は食事介助の失敗について書いています。食事介助をしながら、全く食事が進まず、指導者さんが遠くからこちらを見て、『だめだなぁ』という表情をしていたのを思い出します。正直、実習生が食事介助をしてうまくいかないことなんてよくあることなのではないでしょうか。利用者のことをしっかりと理解した上で介助できているかといったら必ずしもそうはいえませんし。脳梗塞で発語もなく、食事の時に口が少し動くくらいの利用者でしたので、意思を汲み取るのも難しかったです。利用者説明の記録にも、意思疎通を図るのは難しいと記載がある利用者でしたので、そういったかたの介助をするのは難しいですね。みなさんもうまくいかなくて苦労するかもしれません。
 うまくいかないということは、逆にチャンスです。どうしてスムーズに食事が進まなかったのかを考えることができますからね。指導者のコメントにもそれを考えることが大事とありました。もたもたと食べていると、利用者の胃に負担がかかるとも言われました。その後に入浴やリハビリなどの予定が入っていれば、食後時間を置かなくてはいけなかったりもするので、予定も狂います。実習生ですから、そこまで配慮するのも難しいですよね。今も、うまく介助できるか私にもよくわかりません。

まとめ

 目標は遅番の業務を知ることと、夕食後の利用者の様子を知るということでしたが、考察の内容は昼食時の食事介助についてでした。目標とずれた内容を書いても、一応単位はもらえましたので、ご安心ください(うちの学校だけかな?)とにかく何かしらの文字で記録をうめてしまえば卒業できます。書く事がないーーーと悩む前に一日を思い出しながら、反省点や気付き、その他もろもろ、何かを書きましょう。とにかく書けばなんとかなるような気がします。もちろん職員さんの悪口や利用者さんの悪口とかはダメですよ!! 実習中は指導者さんやその他職員、利用者さんに対してイライラしてしまうこともあると思います。わたしもありましたから。それにも耐えて、笑顔で乗り切れば、単位はいただけます。理不尽なことには目をつぶって頑張りましょう!!

介護の求人情報30,000件。カイゴジョブ

コメント

タイトルとURLをコピーしました