【幼稚園教諭】幼稚園での実習~~目標と考察の書き方ー15日目5歳児クラス【実習日誌】

保育士養成校

はじめに

 わたしは、幼稚園教諭二種免許を取得するために、幼稚園での実習を全部で4週間ほど経験しました。毎日の目標や、考察、部分実習、責任実習、実習指導案、いろいろなことに悩まされるのが実習生なのではないかと思います。そんなみなさんの参考になればと思い、私の実習日誌を紹介するという形でなにかしら寄与できればいいと考えてこの記事を書いています。実習生時代ということもあり、拙い文章、今だったらこうは書かないだろうと思うことも、そのまま書いていきたいと思います。誤字は直すかもしれません(笑) 一応、ここに乗せる考察を提出し、単位をいただき、無事に卒業し、資格も取得できましたので、悪いところは反面教師に、良いところはぜひ真似してみてほしいなと思います(よいところがなかったらどうしよう。

 保育者が子どもたちに対して援助をするというのはどういうことなのでしょうか。すべて保育者がやってしまったら、子どもの発達を阻害する要因になってしまいます。しかし、甘えん坊の子どももいることでしょう。家ではやっていないことを、施設では求められ混乱してしまう子も……。保育者はひとりひとりの子どものことを考えながら、クラス全体のことも把握したり、動かしたりしないといけません。とてもハードな仕事ですよね。まあ、子どもたちの成長が間近に見られたり、楽しい遊びを一緒にしたりすることができるのも魅力ですがね。

幼稚園実習15日目の目標と考察

 実習15日目の目標と考察です。

目標

保育者の子どもに対する援助方法を学ぶ

 なんの援助なんでしょうね。具体性に欠ける目標がよく登場します(笑)この目標であれば、子どもに援助する保育者の姿が必ず一日のうちにいくつかありますから、どこかの場面について取り上げ、考察を書けば問題ありませんね。なにか、特別な出来事などがあればいいですね。考察に書きやすい内容の活動などがあると実習生的には嬉しいですよね。まああらかじめわかっているなら、その具体的な活動中の援助方法について学ぶというような目標にすれば問題ないでしょう。

考察

 考察の引用をしていきます。

 午前中の絵画の時間のことです。はじめに、保育者は、子どもたちがこれから描くツボの確認をしました。そして、子どもたちが見た色でそのツボを描きました。次に、キクの葉を保育者は取り出し、全員が見ることができるように配りました。そして、キクの花をツボに挿し、今度は花、葉、茎の順で描くように促しました。子どもたちのほとんどは、その順序で描いているように思いました。そして、描き終わった時に、保育者は一度注意をツボに向くよう声かけし、次の花を取り出し、ツボに挿しました。花を確認し、また、先ほどの順序で描くことを促し、これを何度かくり返し、花が5本になるまで行いました。描くものが多かったこともあったと思いますが、最終的にほとんどの子どもが画面いっぱいにツボと花を描き、満足していたように思います。
 本日の絵画の活動で考えたことは、子どもたちの集中力がとても育っているということです。本日の活動時間は1時間を超えていました。そして、その集中力が持続するような保育者の工夫も見ることができました。それは描く際に、工程一つ一つを子どもたちと確認し、次に何を描くのかという期待感を持てるような工夫だと思いました。次にどのような花が来るのかわからないため、その意味のドキドキ感もあるでしょうし、それが知っている花だった時の嬉しさもとても大きいものだと思います。ただ描くというだけでなく、一つ一つの工程で確認をすることで、実際にツボや花をみるということも行っており、見て、描くというサイクルを作っているのだとも思いました。そういった工夫があるからこそ、子どもたちはこの活動で1時間以上も集中力を保つことができていたのだと思います。もし、ただ単に初めから花が挿してある状態で描くというものだったら、子どもは途中で飽きてしまう可能性が大きくなるのではないかと思います。
 本日は保育者の子どもたちの集中力が持続するような援助方法というものを学ぶことができたと思います。

保科史人の幼稚園実習日誌より

この考察から、今、考えること

 この絵画の活動ですが、実は保育者が考えたものではなく、園としてのカリキュラムとして組み込まれているものらしいです。だから、やりかたなども、マニュアル?みたいなものがあるらしいです。保育者の援助方法というよりは、プログラムのやり方をそのまま実践しているという形なのでしょうね。絵が苦手な子や長時間座っていることが苦手な子に対してなどは気にかけて声かけをしているとのことでした。まあなんにしても、集中力を持続させるための工夫には変わりないですからね。工程一つ一つに分けて絵を描くであるとか、描く対象に集中してもらうために、花や葉などを別々に提示するなどですね。集中して欲しい時にどうするのかは、子どもたちの状態などにもよりますから、その都度考えなくてはいけませんね。

まとめ

 本日は、子どもたちが集中力を保つための援助方法についての考察となりました。たくさんのことを一気に話をすると大人でも混乱してしまうことがありますよね。それは子どもでも同じですから、小分けにして話をするといいでしょうね。もしくは視覚的に工程を示すとか、やり方はいろいろあると思います。みなさんも子どもたちと接するときに色々と試せるといいですね。責任実習では失敗がつきものですから、これだとおもった方法を試してみて、やってみてから反省しても問題ないでしょう。子どもたちに少し悪いような気持ちもしますが、それも学びですし、子どもたちの経験にもなりますから、何もかもが無駄になるわけではありません。安心して、自信を持って実習に臨んでほしいと思います。保育者は、実習生には、現場でしか学べないことをたくさん学んで欲しいと思っていますし、失敗も、きちんと計画を立てて取り組んだものなら、広い心で見てくれると思います。頑張りましょう。

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