【幼稚園教諭】幼稚園での実習~~目標と考察の書き方ー1日目5歳児クラス【実習日誌】

保育士養成校

はじめに

 わたしは、幼稚園教諭二種免許を取得するために、幼稚園での実習を全部で4週間ほど経験しました。毎日の目標や、考察、部分実習、責任実習、実習指導案、いろいろなことに悩まされるのが実習生なのではないかと思います。そんなみなさんの参考になればと思い、私の実習日誌を紹介するという形でなにかしら寄与できればいいと考えてこの記事を書いています。実習生時代ということもあり、拙い文章、今だったらこうは書かないだろうと思うことも、そのまま書いていきたいと思います。誤字は直すかもしれません(笑) 一応、ここに乗せる考察を提出し、単位をいただき、無事に卒業し、資格も取得できましたので、悪いところは反面教師に、良いところはぜひ真似してみてほしいなと思います(よいところがなかったらどうしよう)

 それではさっそく1日目の実習から見ていこうと思います。初日ですから、みなさんも大抵同じような目標になるのではないかと思います(笑)1日目は5歳児クラスへの配属でした。

幼稚園実習1日目の目標と考察

1日目の目標と考察です。

目標

子ども達と積極的に関わる

 当然といえば当然のことですね。初めての幼稚園実習ですから、子ども達と関わることは大切でしょう。私の場合、実習が4月の始め頃からでした。進級したての子どもたち、そして新しく入園したばかりの子どもたちの様子をみることができました。個人的には、このとても忙しい時期に実習生を受け入れている園はすごいなあと思います。どこの園も受け入れているものなんですかね?

考察

 それでは考察の引用をしていきたいと思います。

 降園準備がおわり、椅子に座り、水筒の水を飲もうとした子どもがいました。しかし、うまく飲むことができずに、こぼしてしまい、床が濡れてしまいました。その子どもは泣いてしまいました。その現場を直接は見ていなかった保育者は、その子どもにどうしてこぼしてしまったのかの理由を尋ねました。子どもは、飲もうとして失敗してしまったことを保育者に伝えました。保育者は「だれかのせいでこぼしたわけじゃないし、間違ってやってしまったんだから仕方ないよ」と声をかけ、子どもの気持ちに寄り添い、雑巾で床を拭くことを促しました。
 今回、水をこぼしてしまい泣いてしまった子どもが、どういう気持ちで泣いてしまったのかを考えました。おそらく、こぼしてしまい、驚いたであるとか、床を汚してしまったことへの悲しみなどの感情を抱いていたのだと思います。保育者は、そういったことを子どもとの会話の中から理解し、「仕方がないよ」と声をかけ、安心できるようにしたのだと思いました。床を掃除するよりも前に、子どもとしっかり会話し、状況を把握していることが、子どもと丁寧に関わっている様子として、とても印象的でした。
 今回は水がこぼれてしまうということでしたが、怪我等、何が起こるかわからないので、状況を的確に把握すること、また、もし現場を直接見ることができなかった場合、子どもの話を聞き、正確に判断し、対処することが大事なのだと学ぶことができました。

保科史人の幼稚園実習日誌より

この考察から、今、考えること

 正直目標と考察が連動しているとは思えないですね。まあ、初日ですし、気づいたことが何かあればそれを書けばいいのではないかとも思います。ちょうど気になった場面がこの日にはあったので、それを考察に記入したのだと思います。

 考察の内容に入る前に、この考察の読み手は誰なのかを意識する必要があるのではないかと思います。つまり、指導していただく幼稚園教諭がこれを読んでどう思うかを意識する必要があるということです。もっとはっきりいえば、余計な記述は消し去るべきということです(笑)

 ちょっと気になった部分についてマーカーで色をつけていこうと思います。

 降園準備がおわり、椅子に座り、水筒の水を飲もうとした子どもがいました。しかし、うまく飲むことができずに、こぼしてしまい、床が濡れてしまいました。その子どもは泣いてしまいました。その現場を直接は見ていなかった保育者は、その子どもにどうしてこぼしてしまったのかの理由を尋ねました。子どもは、飲もうとして失敗してしまったことを保育者に伝えました。保育者は「だれかのせいでこぼしたわけじゃないし、間違ってやってしまったんだから仕方ないよ」と声をかけ、子どもの気持ちに寄り添い、雑巾で床を拭くことを促しました。
 今回、水をこぼしてしまい泣いてしまった子どもが、どういう気持ちで泣いてしまったのかを考えました。おそらく、こぼしてしまい、驚いたであるとか、床を汚してしまったことへの悲しみなどの感情を抱いていたのだと思います。保育者は、そういったことを子どもとの会話の中から理解し、「仕方がないよ」と声をかけ、安心できるようにしたのだと思いました。床を掃除するよりも前に、子どもとしっかり会話し、状況を把握していることが、子どもと丁寧に関わっている様子として、とても印象的でした。
 今回は水がこぼれてしまうということでしたが、怪我等、何が起こるかわからないので、状況を的確に把握すること、また、もし現場を直接見ることができなかった場合、子どもの話を聞き、正確に判断し、対処することが大事なのだと学ぶことができました。

保科史人の幼稚園実習日誌より

 自分が幼稚園教諭だったとして、マーカーを付けたところについてどう思うでしょうか。「現場を直接みていなかった」これは本来あってはならないことなのです。なにか事故があった時に状況説明をできるようにしていなければならないからですね。つまり、逆に言えば、この書き方だと、職務怠慢を示唆してしまっている記述になっています。たとえ本当のことだったとしても、この記述は指導教諭のちから不足を述べていると捉えられても仕方ないかもしれません。この記述がなくても、趣旨は伝わります。どんな状況であったとしても、子どもから詳しく話を聞くことは大切なことですから。そこだけが伝われば日誌として問題ないでしょう。したがって、この記述は書かないほうが無難だとわたしは思います。

 また、床を掃除するよりも前に、ということも、捉え方によっては、床を掃除する方が先なのでは?とイヤミのように捉えられてしまいかねません。なによりも先にくらいにしておいたほうが無難ではないかと思います。

 正直、私自身、この説明のような思いは全くなく、純粋にみたままを記述しただけなのですが、指導教諭のコメントから感じたことはこういうことでした。指導教諭が文章を見てどう思うかを考えると、余計なことを書かずに伝えたいことだけ伝える文章が書けるのではないかと思います。考察でも空気を読まなくてはいけないんですね。とっても面倒くさいです(笑)まあ見たままを記述しても本当のことであれば単位をいただくことは出来ると思います。ただ、関係性を崩さず、評価も低くされず、とかいろいろなことを考えると、無難に文章を書くほうがいいと思います。いざこざは嫌ですからね。

 内容に関しては、子どもとしっかり向き合う保育者の様子から学んだことという感じですから、とてもいいのではないかと思います。これに関しては、実習中あらゆるところで見られるような場面ですから、考察に書きやすいのではないかと思います。なにも配慮のない対応なんてほとんどないでしょうからね。保育者がどういう思いで子どもと関わっているのかをたくさん想像してみると良いでしょう。

まとめ

 今回は1日目、5歳児クラスでの実習日誌の内容でした。はじめの1日ですから、あまり具体的な目標を書くのも難しいですよね。まずは子どもたちのことを知ったり、仲良くなったりするための目標でいいのではないかと思います。1日の流れを知るとかもいいですよね。子どもたちの名前を覚えるとかでもいいのではないかと思います。名前の覚え方の工夫が見つかるかもしれませんね。

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