はじめに
わたしは、幼稚園教諭二種免許を取得するために、幼稚園での実習を全部で4週間ほど経験しました。毎日の目標や、考察、部分実習、責任実習、実習指導案、いろいろなことに悩まされるのが実習生なのではないかと思います。そんなみなさんの参考になればと思い、私の実習日誌を紹介するという形でなにかしら寄与できればいいと考えてこの記事を書いています。実習生時代ということもあり、拙い文章、今だったらこうは書かないだろうと思うことも、そのまま書いていきたいと思います。誤字は直すかもしれません(笑) 一応、ここに乗せる考察を提出し、単位をいただき、無事に卒業し、資格も取得できましたので、悪いところは反面教師に、良いところはぜひ真似してみてほしいなと思います(よいところがなかったらどうしよう。
22日目の実習となりました。残りの実習も僅かです。この日は、年に一度の運動会の日の実習でした。運動会に実習をする人がどれくらいいるのかわかりませんが、わたしはあまりいい思い出ではありません(笑) ライン引きとか、覚えていなければならないことが結構ありましたし、それを本職である保育者たちは共有できておらず、なんだか動きにくかった記憶が強くあります。担当ではないからという言葉で済ませてしまえばたしかに問題ないのかもしれませんが、それでいいのでしょうかね? 不安とかないんでしょうか? まあそんなことはどうでもいいですかね(笑)
実習22日目の目標と考察
22日目の目標と考察です。
目標
運動会当日の子どもの取り組み方を知る
なんか、1日目標を間違えてしまっていたようで、この日の目標は本当は
子どもの気持ちを読み取る
だったようです(笑) 書き直すのもなんだかと思ったので、打ち消し線でそのまま残しておきますね(´∀`) 子どもの気持ちをどのように読み取ったのでしょうかね。考察の内容的には、この目標に合ったものになっているような気もしますが……。
運動会の当日だから立てられる目標ですね(´∀`) 参考にするのであれば、その日決まっている行事とか活動の中で子どもたちの取り組み方について知るといったような目標が立てられるかもしれませんね。その中でもっと具体的に、保育者としての準備についてとか、子ども同士の関わり方とか、一人の子に着目して、どのように取り組んでいるか見てみたりなど、考えられることはたくさんありそうですね。
考察
それでは考察の引用をしていきます。
午前中のリレーをしていたときのことです。リレーを一度終え、白組が負けてしまいました。そのとき、N君が悔しさからなのか、泣いてしまいました。保育者は「次があるよ、次は勝とう」と伝えて、少し泣くのはおさまったかのように見えました。しかし、次のリレーを始めようとしたとき、N君は再び泣き出し、気持ちが抑えられない様子を見せていました。リレー中もうまくいかなかったようで、悲しそうな表情をみせていました。すべてが終わったあと、これはN君だけではないですが、保育者の話が終わる前に保育室に戻ろうとし、「もう終わりだと思った」とつぶやき、少し落ち着いたような様子でした。
保科史人の幼稚園実習日誌より
本日はリレーの時間に泣いてしまったN君に着目しました。このリレー以前のダンスを踊る前からも、N君は「まだ全然遊んでないのに」と自由に遊ぶことを望んでいました。そういった不満と、リレーで負けてしまったということなどが複雑に絡まり、色々な感情が抑えきれなくなったのではないかと思いました。そこで、泣き、友達を叩いたり、自分を叩いたりすることで行き場のない気持ちを落ち着かせようとしていたのではないかと思います。どうにかして、自分や友達を傷つけることなく、気持ちを落ち着かせる方法が見つかるとよいと思いました。また、遊びたかったという気持ちを保育者が認め、子ども自身は、そういった感情を抑えて集団での生活を送れるようになって欲しいとも思いました。
この考察から、今、考えること
わたしが実習した園は、運動会というものを遊びの延長上にあるものと考えていました。だから、普段から、「運動会の練習をします」といったような活動が全くありませんでした。それとなく保育者が、リレーをしようと思えるような感じに仕向けて、子どもたちが乗ってきたら大成功といったような感じですね。いわゆる自由保育の形なのだと思います。少し無理矢理感は否めませんでしたが、自由保育はとてもいいと私個人は思っています。
この日の保育者のコメントも前回と同じように、内容とは関係ないことが書かれていました。わたしが考察した意味って……、と思ってしまいますが、まあ、単位がもらえればなんでもいいですよね。一人の子どもに着目して実習してみてというコメントが以前にあったので、そのようにしてみたのですが、間違った考察の仕方だったんですかね? 決して間違っていませんので、みなさんは自信を持って、一人の子に着目して考察してみてもOKです。逆に一人にずっとくっついて実習させるという園もありますからね。子ども理解という点では、一人の子どもに着目し、密着し、何を考えているのかを考えながら実習するのも勉強になると思います。むしろ、そうしたほうがいいのではないかとも思いますよね。まあ、園によっては主活動という名の一斉活動ばっかりしているところもあるのかもしれませんから、それができる園かどうか次第で変わるような気もしますね。学校みたいに時間割にそって授業のようにしている園もあるとはきいたことがありますし……。
おそらく、この考察にも私の皮肉が混じっているような感じがします。保育者が、子どもの遊びたいという気持ちを認めるのが大事というような趣旨の内容ですね。自由保育を歌いながらも、結局は運動会をしなければならないわけで、そのせいで、子どもの純粋な気持ちが無碍にされている状況を感じたからこの内容で書いたのだと思います。難しいですね。自由保育にするのであれば、行事なんてしなければいいのにと思ってしまいます。保護者に見せるための行事なんていらないですからね。もちろん子どもたちが保護者に見せたいと心から思っているのならぜひ実現させていきたいとわたしは思いますが。そんな気持ちが芽生えるのは一体何歳ころなのでしょうね。集団で生活していれば、一人の子がそう思っても、ほかの子が違うのであれば、なかなか実現も難しいですし……。まあ、それが社会ですから、なんというか、うーん、生きづらいですね。いつまでも自由を大切に生きていたいものです。
まとめ
本日は運動会の日の実習日誌の内容だったのですが、あまり運動会を感じられない内容でしたね。(当日の日誌ではなかったので当たり前ですねw)まあ、そんなでも単位はもらえるということですね。とにかく提出期限を守って提出することが大切です。
ここで、運動会のときの愚痴でもこぼしてみましょうかね。なぜか、私の実習園では、実習生が玉入れのゴールを支える役というのを毎年やらされているそうで、もちろん私もやらされました。伝統的とか、慣例といわれてしまうと、何も言えなくなってしまいますよね。ただ単に、職員がやりたくないから実習生に押し付けているようにしか私には思えませんでした(笑) だって、あの下で支えていると、めっちゃ砂が降ってくるんですよ(´・ω・`) 服は汚れるし、口に砂はいるし、もうやりたくないです(笑) まあ、いい思い出として心の奥底にしまっておきましょうね。そんな仕事もあるのが保育者なのですね(´∀`) 面白いですね。
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