はじめに
2,3歳児クラスの実習もこれが最終日です。土曜日も挟んでいますが、土曜日の内容はあとでまとめて書こうと思っているので、そちらをご覧下さい。3日目ですし、子どもの理解がさらに進むような目標でしょうかね?
2,3歳児クラス3日目の目標と考察
2,3歳児クラス3日目の目標と考察です
目標
子どもの自主性を引き出す援助を学ぶ
この目標は、実際の場面をみてから決めたような気がします。自主性を引き出す場面は保育現場ではしばしば見られるものだと思いますから、いつでもたてられる目標だと思いますが、実際にその場面を見られるかはわからないですからね。目標としてはとても良いのではないかと思います。保育士の力量が試される場面でもあると思いますから、とても勉強になるでしょう。
考察
それでは、日誌の考察を引用していきます。
午前中の運動会の練習のために靴を履き替えているときに、靴を履かせてと2歳時クラスのS君に言われました。私は「座って自分でやろうよ」と声をかけました。しかし、悲しそうな表情を浮かべ、自らはやろうとしませんでした。それを見ていた保育者は、「Sくん、自分でできるでしょ? 自分でやりなよ」と声をかけました。しかしやはり、泣き出しそうなままでした。少しでも自分から「やろう」と言う気持ちを引き出すために、保育者は、「片方は手伝うから、もう片方は自分でやろう」と提案しました。するとSくんは片方は自分でやることができました。私は「やればできるんだね」とS君の頭を撫でて褒めました。
保科史人の保育所実習Ⅱ期の実習日誌
本日は、子どもの自主性について考えました。まだどの子どもがどの程度身辺のことができるのかわからない状況でしたので、手を出しすぎる、または出さなすぎると言うことが起きていたと思います。子どもの「やってみよう」と言う気持ちを大切にしたいと思っているのですが、次の活動のこともありますし、子どもの気持ちや気分で、今はやりたくないとなってしまうこともあると思います。反省会での話で、Sくんは、やろうと思っていたことを言われると機嫌が悪くなってしまうこともあるとの事でしたので、まさに今はやりたくないと言う状況になってしまうことがあるのだと思いました。甘えからの自立と言う考え方があるので、十分に甘えても良いのかもしれませんが、すべて援助側がやってしまえば、子どもの自主性を育んだり、自立を促すことの妨げになりかねません。子どもを信じ、ときには待つことも必要なのだろうと思います。実際に、時間がかかりながらも「何々してください」と伝えれば自主的に行動する子どもも多くいました。
本日の実習では、日々自立していく、自主的に行動するようになっていく子どもの様子を知ることができる保育と言う仕事が、とてもやりがいのあるものなのではないかと思いました。そのためにも、保育者としてどのように子どもに接すれば、自主性を育むことができるのか、このことを常に考え、忘れることのないようにしなければいけないと思いました。
この考察から、今、考えること
すこし、日本語がおかしいところがありますが、それ以外は内容として問題ないかと思います。ただ、なにかこの場面から学び取れたかというと、すこし微妙な感じがしてしまいますね(笑) 保育者の援助も特に問題のあるものでもありませんし、特段変わったところもない…とも言えるような気がしますしね(^ω^) やる気を引き出す方法はさまざまあると思いますが、もっと楽しく、本当に自分からやりたいと思えるような関わり方が正解に近いのではないかと今は思います。だからこそ、本当に自分からやりたいという気持ちになっていないように思える、今回のSくんは、つねに悲しそうな表情だったのではないかとも思います。なかなか子どもと上手く関わっていくことは難しいですね。保育者の願いもありますが、子どもが今まさに成長しようとしている力を育むことと連動するように保育していくことが一番良い保育だと思います。このSくんに対する、関わり方は、普段から接している保育士ならすこしおもうことがあるのではないかと思います。反省会で、Sくんについて話をしていることからも、保育者として、なにか考えがあるのかもしれませんね。これは長いスパンをかけて育んでいくことなのかもしれません。
まとめ
今回は子どもの自主性を育む援助について学ぶという目標で実習に臨みました。実際は、今回の場面をみてから立てた目標だったと思いますが、目標はその日のうちに変えてしまってもいいと思います。そのほうが考察が書きやすくなることも多いと思いますしね(^ω^) 臨機応変な対応。子ども相手には必要なことです。臨機応変に実習目標を変えるというのも保育を学ぶといういことにつながるのかもしれませんね。みなさんも臨機応変を意識して、日々の保育実習を乗り越えてくださいね。
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