はじめに
わたしは、幼稚園教諭二種免許を取得するために、幼稚園での実習を全部で4週間ほど経験しました。毎日の目標や、考察、部分実習、責任実習、実習指導案、いろいろなことに悩まされるのが実習生なのではないかと思います。そんなみなさんの参考になればと思い、私の実習日誌を紹介するという形でなにかしら寄与できればいいと考えてこの記事を書いています。実習生時代ということもあり、拙い文章、今だったらこうは書かないだろうと思うことも、そのまま書いていきたいと思います。誤字は直すかもしれません(笑) 一応、ここに乗せる考察を提出し、単位をいただき、無事に卒業し、資格も取得できましたので、悪いところは反面教師に、良いところはぜひ真似してみてほしいなと思います(よいところがなかったらどうしよう
8日目の実習です。8日目も昨日に引き続き、4歳児クラスでの実習です。4歳児クラスの担任は、こども園の主幹という役職のベテランの保育者でした。私はあまりこの主幹の保育は好きではありませんでしたが、考え方は間違ってはいないとも思います。ただ、子どもに舐められてはいけないというような考えをお持ちの方でしたので、少し私とは合わない感じでした。その発言をされた瞬間、何か違うなーと思ったものです。とはいっても、子どもたちはこの保育者の下で生活をして、発達していくわけですから、面白いものですよね。みなさんは舐められることについてどう思いますか? ところで舐められるってどういうことなんでしょうね。子どもたちに大好きと思われている保育者は舐められるといったことは内容な感じがしますが……。まあ、舐められる云々言ってますが、子どもたちに威圧的な態度をとったり、理不尽なことを子どもたちに対してすることはないように見えましたので、まあよしです。ただ、保育者に対しては少し変な対応をしている場面もみましたから、子どもたちにも、私の実習期間の間では見えませんでしたが、もしかしたら変な対応をしている時もあるのかもしれませんね。自分の保育を振り返ることを怠ってはいけませんね。
幼稚園実習8日目の目標と考察
8日目の目標と考察です。
目標
子どもの遊び方、過ごし方を理解する
これもまたアバウトな目標ですね(笑) まあ4歳児クラス2日目の実習ですから、子どもたちがどういうふうに過ごしているのかを知るというのはおかしな目標ではないと思います。実習のはじめの方では使える目標ですね。その時期にどのような過ごし方をして欲しいのか、何を狙いにしているのかを保育者から学び取るのがいいですね。保育者によって考え方が違うので、それこそ10人10色の言葉が聞かれることと思います。質問の時間があれば、ぜひ尋ねてみましょう。
考察
それでは考察の引用をしていきます。
午前中の自由遊びで、それぞれが好きな遊びをしている時に、Mちゃんは一人でほかの子どもの遊びを眺めたり、保育室を歩いたりなどをしていました。私は何かで遊び始めないかと思い、見守ることにしました。しかし、Mちゃんは私のそばまでやってきて、じっと佇みはじめました。「遊ばないの?」と私は声をかけ、楽器の玩具を指差すと、Mちゃんは頷き、遊び始めました。私はその場を離れ、再び見守ろうとしました。しかしそれに気づいたMちゃんは、また私のそばまでやってきてしまいました。そのあとは片付けの時間までMちゃんと話をしたり、机に乗ろうとするのを注意したりなどして過ごす事になってしまいました。
保科史人の幼稚園実習日誌より
今回私は、本当はMちゃん自身でやりたい遊びをし、使いたい玩具を使い、また友達と関わって遊んで欲しいと思っていました。今回はそのようにはあまりなりませんでした。まだ少し環境に不安があったり、慣れていないのかなと考えました。そういうことであれば、時間をかければ少しずつなれていくことと思います。保育者の援助としても、長い時間をかけて見守っていくことが大切なのだろうと思いました。ほかの場面では友達と少し関わる様子を見ることができたので、その点には安心しました。きっと本当は一緒に遊んだり、話をしたりしたいのだろうなと思いました。
これから時間をかけ、どんな風に生き生きと遊ぶようになるのか成長した姿を見てみたいと思いました。
この考察から、今、考えること
なんだか、あまり内容の無い考察になってしまったように見えます。特に動きのないMちゃんに注目してしまったというのもあるのかもしれません。後ほど聞いた話ではMちゃんは発達に遅れが見られる子どもだったようで、幼稚園以外にも、おそらく児童発達支援などに週何回か通っているというような話がありました。発達に遅れがある子どもに注目して関わってしまうのは、私の性分なのかもしれませんね。実際保育士として働き始めたときは放課後等デイサービスでしたし。もともと、私が小中高と、発達障害のありそうな人たちと仲が良かったというのもあり、なんというんでしょう、波長が合うのかもしれませんね。
とはいえ、今回のMちゃんについてですが、発達に遅れがあるというのを知らずに関わっていましたから、話を聞いたあとはなるほどなと思ったものです。おそらく発達のスピードは他児よりも遅いわけですから、4歳児の4月ころという発達段階で見てはいけないわけではないですが、適切ではないといえるかもしれませんね。もっと、保育者と一人の大人とじっくりと関わる必要があるのではないかと思います。幼稚園の4歳児クラスであれば、一人担任というのも珍しくないのではないでしょうか。なかなか大人の数が足りていないですよね。加配とかがあればいいんでしょうけど、私の実習園では加配の保育者はいませんでした。
本来いる方がいいはずの人員を割けないというのは、福祉業界ではあるあるなのかもしれませんね。まあ、幼稚園ですから教育業界なのですが……。補助金とか行政がもっと出してくれれば手厚く支援できるのに、と働き出した今も思うところです。世の中では、幼稚園バスで置き去りが発生して、園児が死亡するという事故も起きています。それを回避するためにも人員配置は豊富に、手厚くして欲しいものです。わたしも、放課後当デイサービスで、一人送迎を車で行っていたこともあります。一人では不安ですし、心もとなすぎます。一人送迎しなくてはいけないのもひとつの理由でその職場を去ることにしましたが、本当にどうにかして欲しいものです。
まとめ
8日目の実習でした。幼稚園の内情にも少し触れて、思い悩む実習生もいるのではないかと思います。それでも実習の期間が終わればその園ともおさらばです。なんとか踏ん張って資格を手に入れて欲しいと思います。そして、自分の保育観をつくり、自分の保育観に合う園や施設を見つけて、生き生きとした保育者になって欲しいと思います。子どもたちと一緒に過ごす毎日はとても楽しいです。子どもたちにとってもそれはかけがえのない日々となるはずです。いまでも自分が小さかった時の、幼稚園や保育園の先生を思い出す時がありますものね。そんな素敵な保育者にみなさんもなってください。陰ながら応援しています。がんばるのです!!!!!!
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