はじめに
施設実習の5日目です。5日もいれば慣れてくるようにも思いますが、全部でユニットが5つありますし、職員や利用者もそれぞれのユニットで違いますから、毎日違う施設にいるような気がしていましたね。できることなら、同じユニットで過ごしたいという気持ちもありますが、苦手な職員や利用者というものもでてきてしまうこともあると思いますので、違うユニットにそれぞれいけるのは悪いことではないかもしれませんね。
施設実習5日目の目標と考察
知的障害者入所施設5日目の目標です
目標
利用者の食事の摂り方を知る。
この日は食事に着目して実習しました。着目してというか、食事の中で疑問に思うことがあったので、この目標を、その日の実習が終わってから考えたような気がします。この日は日曜日だったので、やはり休日扱いです。利用者の普段の作業はありませんでした。
考察
それでは考察を引用していきます。
本日は予定が変更され、午前中から休憩までを5組、その後は1組での実習となりました。昨日に引き続き、休日とのことでしたので、ゆったりと過ごしている利用者さんがほとんどでした。
保科史人の施設実習日誌より
今日気づいたことは、食べるスピードについてです。昼食は5組でいただきました。その際感じたことは、利用者さんのほとんどがゆっくりと味わって食べているということです。一方、1組の夕食では、食べるスピードがとても速いと感じました。職員の方も、利用者さんに「ゆっくり食べる」というように声かけされていました。はやく食べてしまうと、満腹感が感じられず、どんどんと食べてしまう恐れもあるでしょうし、なによりも、誤嚥の心配があると思います。その点、職員の方の声かけは適切で、とても必要なものだと感じました。ただ、ゆっくり食べることを伝えても、実際にはやはり速くなってしまうということを職員の方から聞きました。誤嚥を防ぐ、また、起きてしまった時の対処方法を確認しようと思いました。
この考察から、今、考えること
保育所実習の時からのことですが、私は食事について考察することが結構あるようです(笑) 多分食べることがなによりも好きだからこそ、考察してしまうのでしょうね(´・ω・`) ただ、利用者や子どもたちにとっても、食べるという行為は楽しみであったり、好きなことであったり、なにかしら特別なものなのではないかとも思いますから、きっと私と一緒ですね。
食事から見えてくるものも多いですからね。その利用者、子どもの発達段階の目安になることもあります。好き嫌い、食べ方、表情、仕草、いろいろな情報があります。食事の準備や片付けといったところからも見えてくるものもありますしね(^ω^)
えっと、今回は二つのユニットによる違いを感じたため、このような考察のないようになっているのだと思います。1組は障害が重め、5組は軽めの方が多く所属していました。5組の方は意思疎通がはかれるかたが多くいました。他害行為もほとんどないように思いました。
わたしが放課後等デイサービスで働いていた時も、たしかに障害が重めの子は食べるのが速かったり、食事へのこだわりが強く出ていたりしている印象でした。この実習先の利用者もこだわりというものはおそらくある方が多くいるのではないかと思いますが、当時の私は余裕もありませんでしたから、そこまで考えを深めることができませんでした。自閉傾向の強い方はこだわりもつよくあることがあります。そこに着目して実習をしてみるのもいいですね。目標や考察に取り入れることができます。
この考察に対する担当者からのコメントでは、食べる、飲み込むというのは、周囲がいくらとやかく言っても改まるものではないということが書いてありました。たしかにそうだよなーと私も思います。それよりも、リラックスして食事に臨める方が大事ということも書かれていました。私はこの考え方にとても近いです。まあ、支援者によって考え方は違うでしょうから、なにが正しいとかはないのですがね。わたしがユニット内で話を聞いた職員と、実習担当の職員とでは食事の考え方が少しちがったのではないかと今振り返って思います。食事の時に口うるさくならないようにしたほうがいいと、実習担当の職員はコメントで書いてくれています。私も、とやかく言われたら食事するのが嫌になってしまいます(笑)
まとめ
今回は食事について考察した内容でした。食事は毎日のことですから、そこから見えてくるものも多くあるのではないかと思います。みなさんも実習の目標や考察を食事に着目して書いてみるのはいかがでしょうか? いろいろなことがわかるのではないかと思います。さらに、私のようにのちのち振り返ってみて見えてくるものもあるでしょうから、食事に着目するのはおすすめです。
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