はじめに
わたしは社会福祉士を目指そうと思い、ちょうど2年の就業期間もあることだし、給付金がでるかもしれないということを知り、調べていくうちに、専門実践教育訓練給付金というものがあることを知りました。ハローワークに行き手続きをしてきました。どのように手続きをしたのか、記録としてあれば参考にされる方もいるかもしれないと思い、この記事を書いています。
まずは入学を決めよう
わたしが退職にいたった経緯は、会社の部署異動がきっかけでした。給料が変わらないという条件で異動をしたのですが、異動先の上司との面談で「さがるってきいてない?」と言われた時に、『ああ、またか』と心の中に浮かび、次の瞬間には「実は、退職を考えています」と言葉が出ていました(笑) 今までもその会社からは資格手当が出る出ないのいざこざやその他もろもろ、不満点がありましたので、今となってはそのタイミングで退職の話をしてしまって良かったと思っています。
とはいったものの、世の中的にはコロナ真っ只中ですし、退職したあとの進路も特に決まっていないという状況でしたから、とにかく思い切った行動をしたなぁと、振り返って思います。
退職の話を切り出した週の土曜日と日曜日に、社会福祉士を目指せる専門学校のオープンキャンパスに参加しました。そして、そのオープンキャンパスに参加した時点で、AO入試の面談が受けられるという学校がありましたので、さっそく受けてしまいました。そして、翌週には出願許可がおり、その翌週には合格通知が届きました。ちなみに会社からは、退職するなら時期をなるべく早くしてくれとお願いされたため、即有給消化という形になりました。お金の面で不安はありましたが、大学の卒業証明書の準備や郵便局で簡易書留で郵送しなければならないなど、色々ありましたので、平日に自由に動けるようになって、とても良かったです(笑)
おそらくオープンキャンパスで、タイトルの専門実践教育訓練給付金についての説明があるのではないかとおもいます。もしこの給付金を受けたいというかたは、まずは学校のオープンキャンパスなどにいって、わからないことを質問してみるといいと思います。丁寧に教えてくれるところがほとんどだと思います。ただ、知識不足の職員がいる場合もあると思いますので、そこは運次第かもしれません。それでも、概要の把握という点では問題ないでしょう。
そして、この給付金を受けるためには、まずは学校への入学を決めてしまうということが必要です。なるべく早く行動しましょう。まずは学校の資料請求などしてみるのがいいでしょう。目標とする資格がある場合、その学校のパンフレットなど取り寄せた際に、こういった資格取得に向けた方への金銭的な援助の案内なども入っていることが多いでしょう。
ハローワークに行こう
入学が決まりましたので、さっそく専門実践教育訓練給付金の手続きをしてしまおうと思い立ちます。自分が住んでいる市町村の管轄のハローワークまで赴きました。コロナの影響なのかどうなのか、割と混んでいる印象でした。教育訓練関連の窓口の受付票をとりました。受付票の機械のそばにハローワークの職員がおりましたので、何番の札をとるというようなことは丁寧に教えてくれました。
番号が呼ばれて、早速窓口にまで行きました。そこで、手続きをしたいという旨を伝えて、ジョブカードの作成はしているかを尋ねられました。まだ何もしていないと伝えると、まずはジョブカードの作成をするように助言されました。キャリアコンサルタントによる面談をしてくださいということでした。ハローワークから委託された会社のキャリアコンサルタントとの面談です。完全予約制とのことで、電話番号の書かれた案内を渡されました。
早速ハローワークの中の休憩スペースのようなところで、電話予約をしました。電話では必要書類の準備や、どこの学校に通うか、などを聞かれました。そして都合の良い日程を伝え、もしくは提案され、キャリアコンサルティングの予約をとることができました。
キャリアコンサルティング
面談かぁ、なにを話すんだろうとモヤモヤしますよね。ただ、あんまり緊張することもないようです。キャリアコンサルタントの方は、とても相談援助慣れしていると感じました。
まず、必要書類について書いておこうと思います。人によって違う場合がありますが、ジョブカード制度総合サイトの中の、おすすめコンテンツの中のジョブカード様式に飛んでいただくと、PDFかExcelのファイルがいくつかあることがわかると思います。この中から、1キャリアプランシート、2職務経歴シート、3職業能力証明(免許・資格)シート、4職業能力証明(学習歴・訓練歴)シートの4つを準備するよう、予約の電話の時点で言われました。ハローワークで様式を直接いただけるようですが、なぜかわたしはダウンロードして印刷しますーと言ってしまい、家にプリンターがないので、コンビニで印刷しました(笑) ハローワーク内で電話をしているのだから、すぐに貰いに行けばよかったと思いました(後の祭り)
面談の日までにこの4つを記入し、また、筆記用具と印鑑をもってくるように言われました。ただ、印鑑は使いませんでした(笑) また、キャリアコンサルティングを受けた日に、専門実践教育訓練給付金の手続きを済ませられるようでしたので、そちらの書類も一式もっていくといいとおもいます。そちらで必要なのは、「教育訓練給付金および教育訓練支援給付金受給資格確認表」(わたしは一番最初に相談に行ったときにハロワの職員からもらいました)と「ジョブカード」(面談受けたときの書類4つ)、「3*2.5の証明写真」(4*3をもっていったけど切って調整してくれました)、「マイナンバーカード」、「通帳」です。人によっては違う書類も必要かも知れないので、教育訓練の案内をしっかり読み込むとよいでしょう。
ジョブカードになる4つの書類についてですが、今までの経歴などを書くもので、軽く履歴書を書いている気分になりました。いま興味のあることなども書きますから、なんとなく就活をする時のエントリーシートのようにも感じますね。キャリアコンサルタントの方いわく、ネガティブなことはあまり書かないほうがいいそうです。わたしは、ポジティブなことしか書いてなかったので、特に何も言われることなく進みました。ただ、こういう仕事をしていきたいであるとか、こういう技術を習得して、○○に貢献したい、などまで書くほうがいいようです。わたしは学校に通って相談援助技術を習得したいとしか書かなかったので、ほんのすこしだけ突っ込まれました。書き直すほどではないとのことで、そのままでした。あと、わたしは西暦で書いていたのですが、見本はみんな和暦でした。キャリアコンサルタントの方にも、こういうのは和暦で書くものなのだよと諭されました。見本を最初に見ないで書き始めてしまったので、それがよくありませんでしたね。でも和暦だろうが西暦だろうがどっちでもよくないかというのが個人的な感想ですwww
さいごに、キャリアコンサルタントの方と会話していてすこし引っかかったことがあります。わたしは保育士資格がありますし、子どもと関わる仕事をしてきたこともあって、そういった話になるわけです。するとキャリアコンサルタントの方は「子ども好きそうだし、いつか自分の子どもを育てるといいとおもいますよ」的なことを言ってきたんです。わたしは、セクシャリティがゲイですので、現状自分の子どもを作ることができません。……地味に傷ついたという話です。いちいち傷ついていてはどうしようもないですので、普段はなんとも思わないふりをしています。でも、この日本という社会で生きていると、男女の恋愛が当たり前、自分の子どもを育てるのが当たり前といった考えがどうしてもでてきてしまうのでしょう。それともゲイは子どものことを好きではないというような何かがあるのでしょうか?子どもが好きなら異性愛者というわけではないと思うのですがね……。ゲイカップルが特別養子縁組でもできるようになれば、私が言われた今回の言葉も、傷つく必要のない、言った方も特になんともない、そんな風なただの一場面になるのでしょうね。いつかそんな日がくるのでしょうか?
まとめ
専門実践教育訓練給付金の手続き方法について、私の経験を元に紹介いたしました。まずは入学を決め、ハローワークに行き、キャリアコンサルティングを受け、最終的な手続きをすれば大丈夫です。後ほど、失業手当や教育訓練支援給付金の手続きについても書いていきたいと思っています。そちらの記事もぜひご覧くださいね。
離職票が届いたので、失業手当の(仮)手続きと教育訓練支援給付金の手続きの記事を書きました。ぜひご覧下さい(*´∀`*)
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