【幼稚園教諭】幼稚園での実習~~目標と考察の書き方ー16日目5歳児クラス【実習日誌】

保育士養成校

はじめに

 わたしは、幼稚園教諭二種免許を取得するために、幼稚園での実習を全部で4週間ほど経験しました。毎日の目標や、考察、部分実習、責任実習、実習指導案、いろいろなことに悩まされるのが実習生なのではないかと思います。そんなみなさんの参考になればと思い、私の実習日誌を紹介するという形でなにかしら寄与できればいいと考えてこの記事を書いています。実習生時代ということもあり、拙い文章、今だったらこうは書かないだろうと思うことも、そのまま書いていきたいと思います。誤字は直すかもしれません(笑) 一応、ここに乗せる考察を提出し、単位をいただき、無事に卒業し、資格も取得できましたので、悪いところは反面教師に、良いところはぜひ真似してみてほしいなと思います(よいところがなかったらどうしよう。

 子どもたちは幼稚園の中で集団生活をしています。集団の中の一人、そう集団であったとしても、我々保育者は、ひとりひとりの子どものことを考えながら保育をしていかなければいけません。そのための配慮がどういうものなのか、そういったことを実習で学ぶこともできますね。本日はそんな内容の目標と考察になっています。実習で疲れがたまっている頃ではないかと思います。責任実習という大きなイベントも待ち受けてますものね……。私は疲れすぎていたのか、今日誌を見返していて、字の汚さに苦笑しています。せめて読める字でかけるといいですね。まあ読みにくくても単位を頂くことができていますので、とにかく期限を守って提出することのほうが大切なのかもしれませんね(笑)

幼稚園実習16日目の目標と考察

 実習16日目の目標と考察です。

目標

保育者の、子どもひとりひとりに合った援助を学ぶ

 この目標はとてもいい目標だと思います。さらに、保育者の考え方によって全く違う対応が見られるかもしれませんね。いろんなクラスで使える目標なのではないかと思います。とくに、誰か特定の子どもに着目して実習してもいいかもしれませんね。そういう風に、特定の子どもに着目して考察を書かせる園もあるという話はきいたこともあります。その子にずっとくっついて、観察し、関わっていく、実習園によって特色がありますね。それも学びです。その園で実習できた同級生はいい学びができたのだろうなと今振り返って思います。仕事としてはじめると、特定の子どもに着目して、その子とだけ関わるというのはなかなか難しいことになる可能性もありますからね。配慮が必要だと認められている子なら、加配としてくっついていることはできるかもしれませんが……。

考察

 それではいつものように考察の引用をしていきます。

 午前の自由遊びの時間に。S君とR君が遊んでおり、S君が間違って力強くR君のお腹を叩いてしまうということがありました。R君は痛みと悲しみでその場で大きな声を出して泣いてしまいました。S君は自分が強く叩いてしまったことを認めており、申し訳なさそうに「ごめんね、ごめんね、強く叩いちゃってごめんね」とくり返しながらR君の肩を優しく撫で続けていました。しかし、R君は泣き止むことはなく、その場から離れ、S君の方を見ようともしないで、園庭を歩いていました。その様子に気づいた保育者は何があったのかを二人に尋ね、S君に、「強く叩いちゃったのはやっぱりよくないよ、今度から気を付けようね」と声をかけていました。その後、二人はまた楽しく遊べるようになっていいたと思います。
 今回のトラブルの場面で、私はこの二人だけで解決できないかと見守っていました。しかし、R君がその場から立ち去ってしまい、S君がそれを追いかけるという形になってしまい、正直どう援助すべきなのかがわかりませんでした。S君は間違って叩いてしまったことを認めており、S君の様子からも、心からの申し訳ないという気持ちが感じられました。この状態のふたりをお互いが納得できるように援助するには、やはり、もう一度向き合わせるということが必要だったのだと思いました。この向き合うということがなければ、いくらS君が謝っていても、R君には聞こえていないのと同じようなことなのかもしれません。
 トラブルの解決方法に正解があるかどうかはわかりませんが、その時の状況を見極め、的確に援助することが保育者には求められるのだと学ぶことができました。

保科史人の幼稚園実習日誌より

この考察から、今、考えること

 なんとも言えない場面ですね。私は少し、どうしたらよいものか、心が痛かったような気がします。その時の記憶はほぼないのですがね……。S君が申し訳なさそうに謝る様子を見て、R君もすぐに許してあげればいいのにと思っていたような感じがします。相当痛かったのか、多分そうではなく、誰かの注目を浴びたかったのかもしれませんね。実習生が見ているということですから、実習生の心配、注意を引きたかったのかもしれません。
 保育者からのコメントにも、子どもたち同士で解決できるのが一番ですが、見守ることも大切だと書かれていました。まだ人間関係の基盤の時期だから、解決方法がわからないこともあるため、教師が間に入って双方の話をきき、解決方法を導くことが大切だともありました。たしかにそうかもしれません。その積み重ねがあってこそ、トラブルの解決ができるようになっていくのかもしれませんね。まあ、解決方法なんて、千差万別ですし、大人になってからは解決することができずに疎遠になってしまうこともしばしばありますよね。結局は、その個人が、相手とどのような関係でいたいかということが決めることなのではないかとも思います。子どもはどうなのでしょうね。友達とずっと仲良く遊びたいと思っているのでしょうか? それはわかりませんが、私たちの友人関係をどうしていくかということまで考えさせる内容でしたね。

まとめ

 今回は実習16日目の目標と考察でした。この日は、実は、実習生がピアノの演奏やら紙芝居やらをしていたようです。考察に一切その内容を書かなかったんですね(笑) 私が実習した園は、キリスト教系のところだったので、礼拝の伴奏としてピアノを弾きました。私はピアノ演奏自体はとりあえず問題なくできるので、とくに苦労はしませんでした。でも礼拝の伴奏なんて、キリスト教の園に就職しない限り、今後一切することがないのだろうなと思います。貴重な経験だったのかもしれません。

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