【幼稚園教諭】幼稚園での実習~~目標と考察の書き方ー13日目5歳児クラス【実習日誌】

保育士養成校

はじめに

 わたしは、幼稚園教諭二種免許を取得するために、幼稚園での実習を全部で4週間ほど経験しました。毎日の目標や、考察、部分実習、責任実習、実習指導案、いろいろなことに悩まされるのが実習生なのではないかと思います。そんなみなさんの参考になればと思い、私の実習日誌を紹介するという形でなにかしら寄与できればいいと考えてこの記事を書いています。実習生時代ということもあり、拙い文章、今だったらこうは書かないだろうと思うことも、そのまま書いていきたいと思います。誤字は直すかもしれません(笑) 一応、ここに乗せる考察を提出し、単位をいただき、無事に卒業し、資格も取得できましたので、悪いところは反面教師に、良いところはぜひ真似してみてほしいなと思います(よいところがなかったらどうしよう。

 13日目からは後期の実習です。前期が4月の実習で、後期は9月から10月にかけての期間でした。この期間にちょうど運動会が行なわれていて、子どもたちの運動会の様子を見ることができました。実習を運動会の時期に行うという実習生は多いのでしょうか? そこらへんはわかりませんが、実習生のうちから行事の様子を見ることができるのはとてもいいですよね。幼稚園実習にはあまりいい思い出がありませんが、これも経験です。私は私としっかりとした意志を持ちながらも、園のルールにそぐわないことはできるだけせず、目立たないように実習生としての実習を終わらせてしまいましょう。はじまれば終わるのです。頑張りましょうね。

幼稚園実習13日目の目標と考察

 実習13日目の目標と考察です。

目標

子ども同士の遊びを知る

 後期の実習初日ですから、今現在の子どもが興味を持って遊んでいることを知りたかったのでこの目標にしました。とくに5歳児クラスでの実習でしたから、子ども同士が積極的に関わり、複雑なルールの中で遊んでいる様子があるのではないかという想像の上です。ちなみに、後期の実習は、基本的に責任実習を行う予定のクラスにずっと配属という形でした。12日間ほとんどが5歳児クラスでの実習です。一緒に実習に行った同級生は4歳児クラスでずっと実習していましたね。担任の幼稚園教諭と考え方などが合わないと大変ですよね。4歳児クラスで実習した同級生も、小言をグチグチ言われているようで、少し大変そうでした。反省会という名の2時間くらいの1対1の拷問みたいな面談もあったようですし……。指導案が上手くかけていなかったんですかね?詳しくは知らないんですけどね(笑)

考察

 それでは考察の引用をしていきます。

 午前中の自由遊びの時間に、大型の積み木を使って秘密基地のようなものを作っているグループがありました。中に入って外を伺ってみたり、狭い中に何人かが入りその狭さを楽しんでいたりしました。あるとき、その秘密基地が壊されました。作っていたグループの全員で壊していました。「わー」と声を上げながら楽しそうに壊し、積み木に押しつぶされたり、その上に人が乗ってしまったりで、一面は崩れた秘密基地になってしまいました。そのあと、そのグループの子どもたちはまた違うものを大型の積み木でつくり始め、出来上がった途端に壊し、また作り、壊し、ということを繰り返していました。終始全員が楽しそうに遊んでいるように見えました。
 今回の場面で注目したことは、「こわさないで」と主張する子どもがいなかったということです。子どもたちが意識しているかどうかはわかりませんが、おそらく全員で共通の目的や考えを持っていたから、そういった主張が今回は見られなかったのだと思います。作って、そして壊すということを楽しむという気持ちの共有です。また、積み木を崩し、体に乗った時の重さや、バランスの悪いところに立つといったことで、積み木が崩れる時の音など、積み木一つでいろいろな事が楽しめるということを、今回のくり返し遊ぶ子供の姿をみて感じました。
 ひとつの目的、と呼べるかはわかりませんが、そういったものを共有し、また、協力して遊んでいる姿から、子どもの人間関係を育む様子が垣間見れたように思います。

保科史人の幼稚園実習日誌より

この考察から、今、考えること

 作ったものを壊すことも楽しむという子どもたち、「せっかく作ったのに」という気持ちになってしまうのが大人なのではないでしょうか。とくに傑作が出来た時なんかはそんなふうに思ってしまいますよね。作ったり壊したりを楽しむ子どもたちに着目した内容の考察ですね。今の子どもたちがどんなことに興味があるのかをじっくりと観察したり、関わったりしながら導き出した考察になっているのではないでしょうか。子どもたちがどんな気持ちでこの遊びをしているのか、子どもたちの気持ちになって考えてみることが大切なのではないかと思います。大人の価値観を押し付けてはいけませんね。自分の価値観が正しいと思い込んでしまうと、この姿が正しいと思い込んでしまい、その姿にならない子どものことを、変な子であるとか、扱いにくいとか、そういった良くない考え方に進んでしまうこともあるかもしれません。そんなことになってしまっては嫌ですよね。純粋な気持ちで子どもたちに向き合う、それが大切なことだと私は考えます。

まとめ

 後期の実習1日目の内容はいかがだったでしょうか。まあ、まずは、子どもたちの様子を知るといったような内容にするといいのではないでしょうか。私の場合は半年の期間が空いての実習でしたが、人によっては学年や学期がまたいでいる人もいることでしょうし、私の状況とは全く違う状態なのではないかとも推察されますが、何かの役に立てばと思っています。子どもたちのことを知らなければ、責任実習も行うことが難しいですものね。できることなら、子どもたちが自らやりたい、楽しいと思えるような活動を考えたいですもの(*´∀`*) そのためにも、子ども達と全力で遊びながら、実習生も楽しくできるといいですよね。なかなか楽しいだけではないことのほうが多いとは思いますが……。嫌なこと、楽しいこと、いろいろ乗り越えてこその幼稚園教諭なのかもしれませんね。私は、保育園や幼稚園では働きたくないですが、子ども達と遊ぶのは大好きです。障害児と関わる道もあるということを皆さんには知ってもらいたいですね。大変さもありますが、楽しさもピカイチなのですよ。とにかく、実習、がんばれー!!!

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