はじめに
施設実習が6日目になりました。約半分の実習が過ぎることになります。後半分とは思っているものの、泊まり込みでの実習でしたし、6連勤目ですので、疲れも出ていたような気がします。まあ仕方のないことなのかもしれませんがね。私は連勤するよりは、真ん中に休みを挟んでくれると、体力的に楽だなーと感じるので、ぜひそういうふうに出勤したいです(笑) 実際に週休2日とかなら、5連勤して2連休するよりもそのほうが楽だと思うのは私だけでしょうか?
施設実習6日目の目標と考察
知的障害者入所施設での実習6日目の目標と考察です。
目標
職員の利用者への関わり方を学ぶ。
そろそろ個々の利用者に関わり、目標も利用者個々に関連したものにしていかなくてはいけません。よって、職員がどのように利用者に関わっているのかに着目して実習をしてみようと、この目標にしました。利用者もさまざまな方がいますが、それは職員にも同じことが言えます。自分の保育観や介護観とは違う支援をされる職員がいることも事実です。ただ、違ったとしても間違いということではないことがほとんどですので、学びにつなげることはできます。個人的に納得できないというようなことはあるかもしれませんがね……。そういうことを踏まえて就職する時はチェックしたいですよね。まあ、これは実習ですから……。
考察
それでは考察を引用していきたいと思います。
本日は5組での実習でした。本日の午後の作業では、一人の利用者の方につき、側で缶つぶしの手伝いをしました。しかし、少し作業をすると近くの椅子に座ってしまい、なかなか作業が進みませんでした。利用者のペースというものもあると考えたので、少し声をかけつつ、「やりませんか?」などと伝えてみましたが、あまり反応がありませんでした。しかし、そこに職員の方がやってきて、利用者に声をかけました。すると、すぐにやる気になったようで、作業に取り組み始めました。声のかけ方、また、少しのスキンシップ、利用者の反応、表情などを見ると、職員との信頼関係というものがしっかりと出来上がっているから、利用者もやる気になるのだろうと思いました。その後も何度か椅子に座ってしまう場面がありました。少し根気強く声をかけていると、利用者もやる気になってくれたようで立ち上がってくれました。信頼関係を構築するのは難しいと思いますが、適度に根気強く、利用者が嫌な気持ちにならない程度に、声をかけたり、関わったりして、こちらの意思を伝えられたら良いと思いました。
保科史人の施設実習日誌より
この考察から、今、考えること
こちらが思った通りに利用者が動いてくれるわけはありません。伝え方もあるでしょうし、利用者の理解力の問題もあるでしょう。なによりも、信頼関係が構築できていなければ話を聴こうとも思いませんよね(笑) 実習生と利用者の関係とは、なかなか難しいです。ただ、この日のことを振り返ると、やはりちゃんと動いてくれない利用者に対して、焦りであるとか、ちゃんと動いてくれないことへの苛立ちとまでは言いませんが、そういった感情が私にはあったのではないかと思います。そんな感情抱く必要はありません。気持ちよく、自分から作業にやる気になれるように、試行錯誤を職員側はするだけです。本人がやる気にならなければ意味がないと私は考えます。私もやりたくない仕事はやりたくないです(笑) ですから、やってやろうかくらいの気持ちが利用者に芽生えて、それで作業ができるようになってもいいのではないかと思います。とにかく利用者本位ということを忘れてはいけません。実習の評価などが気になってしまい、ちゃんと作業しなくては……利用者を動かさなくては……といったことは考えなくていいです。当時の私には少し難しかったようですがね(^ω^) まあ、何事も経験です。
この日の実習指導者のコメントでは、「実習生を職員とは認識していない利用者も多くいるのではないかと思います。大切なことは、『この人誰だかわからないけど、自分のことわかってくれてるなー』と思ってもらうこと。実習生さんも無理することなく、自分の個性のまま向き合っても、利用者は受け入れてくれると思います」とありました。とってもいいコメントだと思います。なんというか、障害福祉のことをよくわかっている職員なのだなーと今振り返っても思います。まさにこのとおり、職員にも個性があります。もちろん実習生にだって。利用者もそうですけどね。人と人ですから、自然にかかわりあって共生していく、こういったことが大切ですよね。個性のまま向き合うってとってもいい言葉です。
まとめ
今回は、職員の関わり方についての目標でしたが、信頼関係といった言葉で無理やりまとめている感じが否めませんでしたね。まあ、そんなことよりも、実習担当職員のコメントに対して、私は感心しました。自分の個性のまま向き合う。実習生にとってはこれが一番大切なことかもしれませんね。好きなものは好きだし、嫌いなものは嫌い。とっても原始的な感情なのかもしれませんが、大切なことです。よりよく、たのしく、元気よく一緒に生活できるといいですよね。まだまだ、障害が重めの人たちは人里離れた入所施設で暮らしているということが多いのではないかと思いますが、彼らがよりよく、自分らしく生きられるように、まずはどういった人のなのかを知ることからはじめなくてはいけませんね。なかなか現状の日本では難しいことなのかもしれませんが……。
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