養成校に入るための志望動機
養成校に入学するためには、願書を書かねばなりませんね。そこに必ずと言っていいほどあるのが志望動機についてです。社会人から保育士になりたいというこの記事をご覧のみなさまなら、何かしらの志望動機があるに決まっていると思います。ただ、どういった内容が正しいのか(正しいとか正しくないとかはないと思いますが……)参考になればと思ってこの記事を書いております。わたしが実際に書いた志望動機を例として紹介しておきたいと思います。主に2つの内容について記述しました。
志望動機①
まず志望動機の一つ目として、保育士とはどんなお仕事だろうというところから入りました。つまり、保育所保育指針を読んでみようと思ったのです。そんなにじっくり読む必要はないのかもしれませんが、保育士を目指そうと思っているみなさまなら、なにかしら自分の中にひっかかる項目が見つかるのではないかと思います。わたしが保育士を目指そうとしたきっかけは、ピアノを弾く仕事は何かというところから、保育士や幼稚園教諭があるなぁという軽い気持ちでした。もちろん保育所保育指針の中に、音楽表現について記述されている箇所もあります。どんなことが書かれているのかそこから見てみようと思ったのです。すると、そんなことよりも、子どもの主体性を伸ばすという記述に目が止まりました。私は大学時代から、知的好奇心をもって様々な事を学ぶことが大好きでした。そして、それが人生の喜びでもありました。その記述を追って行くにつれて、自身の知的好奇心は幼児期に育まれたものなのではないかと直感しました。この知的好奇心を満たした時の達成感、生きているという感覚、知識が繋がった時の快楽、そういったものを保育を通して子どもたちに伝えていくことができるのではないかと思うようになりました。つまり、子どもの好奇心を育むような保育がしたいという動機に繋がったというわけです。
志望動機②
保育所保育指針を読んで、志望動機ができました。しかし、これは机上の空論とまでは言いませんが、実体験を伴っていない上に、子どもが好きということが伝わってきません。子どもが好きということは絶対条件とはいいませんが、子どもも人です。子どものことが好きな保育士のことを子どもは好きになることが多いでしょうし、信頼関係、愛着関係もそちらのほうがより強く結びつきやすいと思います。つまり、子どもと関わるような実体験を一つ盛り込むことにしました。
私には8歳の年が離れた従姉妹がおりました。わたしが小さい頃からよく泊まりに来る子でしたので、一緒に遊んだり、世話をすることが多くありました。その子は私と遊ぶのを気に入ってくれていたのか、私もとても楽しく過ごしていたことを覚えています。子どもと一緒に遊ぶことが好きということが伝わればいいかと思いますので、そのようなことを書きました。ただ、今考えると、大学生の時にコンビニでバイトをしていたことがあって、小さいお客さんが母親と一緒にくることがありました。その子はお菓子を買っていきました。私はその子のために、その子が買ったお菓子だけ小さいビニール袋にいれて手渡してみました。するとその子はとても良い笑顔で「ありがとう」と言ってくれました。そのときの天使のような微笑みを今も忘れることができません。このような天使のような微笑みのそばで、子どもの発達を見守っていきたいといったような志望動機でもよかったのではないかと今では思います。
要するに、子どもと実際に関わって、自身がどう感じているかを素直に述べられるようにしておけば大丈夫だと思われます。保育士を目指されるみなさまは、子どもが好きという気持ちは必ず持っているでしょうから、それを裏付けるエピソードがいくつかあるといいでしょう。
まとめ
今回は私の体験を元に、保育士養成学校の志望動機について書いてみました。
・保育所保育指針を見てみて、気になるところを読み込み、自分の人生を振り返る。
・子どもが好きという気持ちが伝わる実体験を思い出す。
わたしが志望動機を書く際に意識したのはこの二つでした。もちろんこれが必ず正解ということではありません。ただ、少しでも参考になればと思い記事にいたしました。誰かの参考になってくれていたら幸せです。
次回は、面接について書いてみたいと思います。実は、わたしは2校受験していて、1校からは不合格通知をもらいました。理由は明白なのですが、嘘ももしかしたら必要な業界なのかなと思わせる内容です。詳しくは次回書いてみたいと思います。
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