ピアノの鍵盤って何個?
楽譜が読めないという方、多いのではないでしょうか? 実は筆者も楽譜を読むのは苦手です。五線譜に音符を並べられても、一瞬悩みます。でも悩んでもいいでしょう。だれでも読み慣れていないものを読むのには時間がかかることでしょう。とはいいましても、保育士試験では音楽の問題が必ず出題されています。音符は速く正確に読めたほうがいいに越したことはないです。ここでは楽譜の読み方、覚え方、鍵盤との関係について解説していきたいと思います。
解説する前に確認しておきたいことがあります。みなさま、ピアノの鍵盤は全部で何鍵あるかご存知でしょうか? 答えは88鍵です。88鍵もあるのかあ……と思うでしょうか? 筆者は88もあるのか、多いなあと思います。ここで楽譜について考えてみましょう。五線譜です。線が5個しかありません。ピアノの鍵盤は88個。楽譜には線が5個……。この線が5本しかない楽譜でどのように88鍵もある音を表記しているのでしょうか?
線を増やしましょう。
といった具合に簡単には行きませんが、ピアノの楽譜を見たことがあるかたは、五線譜が2段になっているものを見たことがあるかもしれません。こんな楽譜です。
線を増やしてしまった……といえばそのように見えますね(笑) ピアノの楽譜は大抵がこの2段になっている楽譜で表現されていると思います。続きまして、この楽譜の音の読み方について解説していきたいと思います。語呂合わせもありますが、一番は何度も何度も読んで、瞬時に判断できるようになることです。最初は難しいのでゆっくりでOKだと思います。筆者も楽譜を読むのはのんびりです(^ω^)
楽譜の読み方、覚え方
楽譜の覚え方は、呪文のように覚えるやり方があります。筆者はこの方法で楽譜を読んでいることが多いです。瞬時に読めるといえば読めるのですが、幼き頃から楽譜に親しんでいたわけではないので、時折フリーズしてしまうことがあるのです(´・ω・`)
魔法の呪文:味噌汁レバー
なんじゃそれ……という感じですが、私の覚え方は味噌汁レバーなのです。味噌汁レバーとは「ミソシレファ」のことです。先ほどの五線譜の上段、ト音記号(左側のクネクネした記号)の楽譜では、五線譜の一番下の線から「ミソシレファ」と覚えるとやりやすいと思います。その語呂合わせのような感じで、味噌汁レバーなのです。画像でもご覧下さい。
この線のところに音符があったら、「ミソシレファ」を覚えているだけで、瞬時に音を答えることができますね。線と線の間に音符があるときは、「ミとソの間だからファ」といった具合に考えれば答えが導き出せるようになっております。
同じようにへ音記号の楽譜(先ほどの下段の楽譜)では、一番下の線から「ソシレファラ」と覚えます。こちらは語呂合わせというのは特にありません(笑) 一番下の線が「ソ」と覚えて、一番上が「ラ」と覚えておくのが楽かもしれません。
ちなみに、この楽譜、ピアノの鍵盤でいうと、ちょうど真ん中あたりを表しています。ピアノの目の前に座って真ん中のドに指を置いてみるとイメージしやすいかもしれません。
つまり、この楽譜の真ん中のドはト音記号の楽譜でもへ音記号の楽譜でも書き表されることがあるということです。少し分かりづらいかもしれませんね。画像で見ていただくと少しわかるかもしれません。
こちらの楽譜では、上段も下段も全く同じドを表しています。
ト記号の楽譜は、鍵盤でいうと真ん中のドから右側、へ音記号の楽譜は真ん中のドから左側を表していると考えて概ね問題ありません。
これで、この2段になっている楽譜の大体の印象といいますか、88鍵の音をどのように表しているのか掴めてきたかと思います。特にこの2段の楽譜は繋がっているということがポイントで、真ん中のドに関してはト音記号の楽譜でも、へ音記号の楽譜でも、表記されることが多いです。そして、この真ん中のドに関しては、楽譜上はどちらで表現しても全く同じ音です。
まとめ
今回は、楽譜の読み方について解説いたしました。
ト音記号の楽譜は下の線から「ミソシレファ」味噌汁レバーで覚える。
へ音記号の楽譜は下の線から「ソシレファラ」。
この音符を読むのには慣れが必要です。瞬間的にどの音なのかを理解できるのが理想ですが、はじめのうちはゆっくりで問題ないと思います。筆者も読譜は遅いのです。
そして、このト音記号の楽譜と、へ音記号の楽譜の音は、ピアノの鍵盤上では繋がっているということがポイントでした。この繋がっているということを知っているだけで、機械的にミソシレファ、ソシレファラと覚えるよりは理解が進むのではないかと思います。
さらに上の方の音や下の方の音はどのように表記されるのか疑問に思う方もいるかもしれません。それを表す便利な記号があります。気になる方は調べてみてもいいかもしれませんね。ただ、保育現場でそういった楽譜はあまり見ることがないかもしれません。もしかしたら、装飾音的に、パラパラっとあるかもしれませんが、それは楽譜に出てきた時に学べばいいのではないかと筆者は考えます。
楽典の本が1冊でもあると安心ですよ。筆者も高校生の頃にこの本で勉強した記憶があります。
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