【50代女性】糖尿病の病院食紹介7日目【合併症~腎症について~】

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はじめに

きっかけ

 私の母が糖尿病のため入院することになったので病院食を紹介してみようと思ってこの記事を書いています。糖尿病に関連したことも、介護福祉士としての知識や調べたことを含めて紹介できたらと思っています。入院は2週間を予定しています。ただ、血糖値が高いままだったら入院も継続……のようなことを言われたようで、いろんな治療に積極的になっている様子でした。はやく家に帰りたいそうです(当たり前ですかね)

 極力きちんと調べたり、勉強してきたりした知識を使ってお伝えする内容もありますが、間違っていることもあるかもしれません。その際はご指摘いただけると助かります。

母について

 2022年現在58歳の私の母です。HbA1cは8%ほどあったようです。実は膠原病の全身性エリテマトーデスも患っておりまして、プレドニンを服用しております。そのせいもあるのか、あまりたくさん食べていなくても血糖値が高いようでした。そんな私の母が病院食や治療をうけてどうなるのかということもすこし紹介できればと思います。

病院食7日目

朝ごはん

味や感想

A:無塩パン90グラム(低カロリーブルーベリー)
C:卵と彩り野菜、サラダ(インゲン、パプリカ)(ノンオイルサウザン)、牛乳125cc

 感想としましては
 サラダ、インゲン、パプリカ、大根 これなら家で作れる。
 卵と彩り野菜、卵の中には、ネギ、パプリカ、アスパラ、じゃがいもがはいってた。
 味は卵と野菜の味でした
 パンは無塩食パンなんだけど、減塩のジャムをつければ食べられる。

 とのことでした。

 味が卵と野菜の味って言い方が面白いですよね(笑) とくにほかの味付けを感じることができなかったということなんでしょうね……。あまり美味しくなさそうですよね(´・ω・`)

昼ご飯

味や感想

A:ごはん150グラム
B:サーモンクリームソース(かぼちゃ、ほうれん草)添え
C:冬瓜スープ、サラダ、ノンオイルフレンチ

 感想としては
 サーモンのクリームソース添え、多少クリームの味はするけれど薄味。
 ほうれん草はそのままの味、かぼちゃは甘かった
 冬瓜のスープ、お湯を飲んでいるみたい。

 とのことでした。

 やはり全体的に薄味のようですね。塩味がわれわれにとって美味しく感じるための大事な要素というのがよくわかりますね。

夜ご飯

味や感想

A:ごはん150グラム
B:鶏のちゃんちゃん焼き風
C:清汁(かぶ、小松菜)、いんげんの胡麻和え、オレンジ

 感想としては
 いんげんの胡麻和え、油揚げと人参が入ってる。家で作るときはインゲンだけだったなー
 汁物は全部味がしない
 鶏のちゃんちゃん焼き風、かぶ、にんじん、ねぎ、ニラ、鶏肉、もやし、じゃがいも、こんなにいっぱい破砕が入っていた。味は私は好きじゃないみたい。

 とのことでした。

 なかなか美味しくないと言わない母ですが、相当美味しくなかったようですね。好きじゃないというのはまずいということです。やはり病院食はまずいのでしょうかねー……。

糖尿病の豆知識(腎症について)

 糖尿病の合併症のえのきとしめじのじです。

参考:糖尿病の合併症一覧

 腎臓ってどんなことをしている臓器なのでしょうか? いまいちわからないという人も多いのではないでしょうか? 

 調べてみたところ、このような機能があるようです。

1老廃物や余分な水分をろ過して、排泄する

2体内の水分量やイオンバランスを調節する

3血圧を適正にコントロールする

4造血ホルモンを分泌して赤血球をつくる

5ビタミンDを活性化させて、骨を丈夫にする

https://www.morishita.or.jp/renal/organ/#:~:text=%E8%85%8E%E8%87%93%E3%81%AB%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%82%93%E3%81%AA%E6%A9%9F%E8%83%BD%E3%81%8C%E3%81%82%E3%82%8B%E3%81%AE%EF%BC%9F&text=%E8%85%8E%E8%87%93%E3%81%AF%E8%80%81%E5%BB%83%E7%89%A9%E3%82%84,%E3%81%AB%E3%81%99%E3%82%8B%E6%A9%9F%E8%83%BD%E3%81%8C%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

 この中でも、1と3について考えてみたいと思います。

 老廃物とはなんのことなんでしょうか。これはおそらく、タンパク質を分解した時にできるアンモニアが肝臓で解毒され、尿素窒素になり、その尿素窒素を腎臓がろかして尿として排出する……つまり、その窒素のことでしょう。タンパク質が使われたときにでる残りカスとも言われていました。

 腎臓が悪くなると、タンパク質制限をしなくてはいけなくなるのは、これが理由なのですね。タンパク質制限の食事はとっても質素ときいたことがあります。

 血圧については、以前の記事でも書いたように、糖尿病による高血糖の状態が続いたことにより、腎臓の毛細血管が障害されることで、上手くろ過できなくなっていくという話がありましたよね。血液の流れが悪くなる+ろ過機能も不十分、腎臓はさらに血圧を上げるホルモンを出し、また血圧が上がる。ちなみに、塩分濃度が高くなると、血液中の水分が多くなるそうで、血液量が多くなれば多くなるほど、圧力が必要になる、つまり血圧が上がる。なんとも悪循環ですよね。塩分やタンパク質制限が必要なのも納得です。

 私の母も血圧が高くなり始めていたようで、病院食では塩分制限のされたものを食べていました。美味しくないとのことですが、こういったことを予防するためには大切なことなのですね。わたしも普段の食事から気をつけなければならないように思いました。みなさんも食事には気を使いましょうね(^_^;)

 まあ、そんなこんなで、腎機能の低下が著しい場合どうなるかというと、体の中に老廃物がたまってしまうわけですから、それをどうにかしなければなりませんよね。腎不全の状態になると、尿を作れない状態になってしまうようです。窒素などの不要物が溜まっていってしまうということですよね。余分な水分も排出できない状態です。体がむくみますね。そのために、腎臓の機能を人工的に再現したのが透析治療なのですね。

 透析治療には4から5時間、週三回行うのが一般的だそうです。治療するために血管の手術も必要だとのことでした。週三回5時間も時間をとるのは大変ですよね。でも考えてみると、腎臓は24時間365日休みなく働いているんですから、週三回の5時間で腎機能を賄おうとするのは少し心もとないような感じがしてしまうのは私だけでしょうか……。なんにせよ、人工透析の機械を作り出した人はすごいなーと感心してしまいます……。

まとめ

 今回は病院食7日目ということもあり、食事に対して要望が少しでてきた母の様子がみれました。塩分が控えめの食事は美味しくないようです。しかし、合併症を防ぐためにも必要な食事なのだと、冷静に見ることができる私には感じました。

 合併症である腎症ですが、他の合併症も命に関わりますが、腎症に関してはとくにきついような気がします。なによりも自覚症状が少ないというか、いつのまにか腎臓が悪くなっていましたーみたいな状態になってしまうような感じがして怖いです。

 そんなことになる前に、普段の食事を見直してみるのが大事なのかもしれませんね。世の中には病院に行かずとも、自分で作らずとも、制限食を食べることができます。

専門医・管理栄養士監修!Dr.つるかめキッチン

 上記のつるかめキッチンでは血糖コントロールするための制限食を冷凍で届けてくれるそうです。楽チンですね。利用者からもよい評判のようです(*´∀`*)

専門医・管理栄養士監修!Dr.つるかめキッチン

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