【幼稚園教諭】幼稚園での実習~~目標と考察の書き方ー14日目5歳児クラス【実習日誌】

保育士養成校

はじめに

 わたしは、幼稚園教諭二種免許を取得するために、幼稚園での実習を全部で4週間ほど経験しました。毎日の目標や、考察、部分実習、責任実習、実習指導案、いろいろなことに悩まされるのが実習生なのではないかと思います。そんなみなさんの参考になればと思い、私の実習日誌を紹介するという形でなにかしら寄与できればいいと考えてこの記事を書いています。実習生時代ということもあり、拙い文章、今だったらこうは書かないだろうと思うことも、そのまま書いていきたいと思います。誤字は直すかもしれません(笑) 一応、ここに乗せる考察を提出し、単位をいただき、無事に卒業し、資格も取得できましたので、悪いところは反面教師に、良いところはぜひ真似してみてほしいなと思います(よいところがなかったらどうしよう。

 みなさんは自由保育というとどういうイメージがありますかね? ただ見守っているだけのような印象を持っている人もいるのではないでしょうか。ぜんぜんそんなことないんですけどね。一斉保育よりも難しいとはよく言われますよね。私が実習した幼稚園は自由保育というのをうたっていました。しかし、一斉活動もふんだんにある、よくわからない園でした(笑) 運動会に関しても、子どもたちが自発的に行うというようなもっていきかたをしていましたが、どうもそのようにはなっていなかったような感じがしてなりません。まあ仕方のないことなのかもしれませんがね……。世の中には、昼食を食べる場所も自由という園もあるらしいです。階段で食べてもいいし、トイレで食べてもいいのでしょうね。それをどう感じるかはみなさんそれぞれだとは思います。いろんな園がありますから、働き方も千差万別ですね。ひとつの園だけみて就職を決めるのではなく、いろんなところを見るのがいいと思います。新卒ならとくに見学はいろんなところに行けるのではないかとも思いますし。今はネットに情報も溢れていますからね。

幼稚園実習14日目の目標と考察

 実習14日目の目標と考察です。

目標

活動に対する子どもの意欲の高め方を知る

 先ほど申し上げたように、自由保育というのをうたっている園でしたので、子どもたちが自発的に活動を始めるようすというのはどういうものなのか、じっくりと学んでみようと思ってこの目標にしたように思います。保育者の腕の見せどころですね。自由保育をねらいをもってしっかりと行うには、保育者の技量が試されます。自由といいつつ自由ではないですからね。保育者のねらいがあって、その通りに子どもたちが自発的に動きながら誘導していくというイメージでしょうか。とても難しいのです。

考察

 それでは考察の引用をしていきます。

 午前中の外での遊びの時間に、かけっこを、はじめはあまりやりたいという子どもが多くない状況で、やりたいという子どもだけで始めました。保育者は、やりたいという子どもたちのために、白線を引いたり、スタートの合図をしたり、また、保育者自身も「走ろう」と口にし、一緒に走ったりしていました。周りにいた子どもは、楽しそうに走る保育者や子どもたちをよく見ており、次第に「やりたい」と言う子どもが増えていき、最終的にはその場にいたほとんどの子どもがかけっこに参加していたように思います。かけっこを終わりにしたあとも、「もっと走りたかった」と言う子どもがおり、保育者は「またやろうね」と次を楽しみにできるように声かけをしていました。
 本日のかけっこの場面で感じたことは、楽しいこと、楽しそうなことに子どもたちは興味を持つということです。子ども達と保育者で楽しく走れる場を作りあげそれを他の子どもたちも巻き込みながら次第に全員が参加するような、大きなかけっこに変わっていく様子がありました。楽しい雰囲気を作るために、保育者は走る子どもを応援したり、走った子どもを「すごーい、はやーい」といった声掛けをし、子どもたちの「もっと走りたい」という気持ちをどんどんと高めていっているのだと思いました。
 走りたくないという子どもを走りたいという気持ちになれるように、どのように援助すればいいのかというのは、とても難しいことだと思います。しかし、子どもがやってみたいと思えるように、まず保育者がかけっこというものを本気で楽しむその姿から、子どもの「やりたい」という気持ちが生まれてくることもあるのではないかと思いました。

保科史人の幼稚園実習日誌より

この考察から、今、考えること

 幼稚園教諭がどのように遊びをひろげているのかがわかる内容ですね。まあ当たり前といえば当たり前なのですが、子どもの自発性を大切にするのであれば、このような保育内容になって当然ではありますよね。どちらかといえば、やりたくないと言っている子どもに対してどのようなアプローチをするのかに興味があったように思います。でも考えてみれば、やりたくないという子に関しては、やりたくないわけですから、その気持ちを大切にしてあげなければいけないですよね。無理やりやらせるなんて、そんなことしたくありませんから。なんというんでしょうか、横目に少しでも活動が認識されてくれればいいなというか、そんな程度のことなのかもしれません。そこから時間が経って興味がでてくることもあるでしょうからね(*´∀`*)

 保育者からのコメントで、子どもたちは大人をよくみているので、子どもとどう向き合うか、振舞うかをきちんと意識して関わって欲しいというようなことが書かれていました。私は少しゆとりをもったというか、子どもたちにはリラックスして過ごして欲しいなという思いで当時実習に臨んでいました。つまり、私自身もリラックスしている状態にならなくてはならないわけです。緊張していては緊張が伝染してしまうかもしれませんしね(笑) まあそんなこんなで、このようなコメントが書かれたのかなと思います。だらしないですよーってことですね(^_^;) 実習生という立場上、あまりリラックスしている状態というのは、保育者の目にはよく映らないでしょうから、どうしたものかという感じですが……。まあ、この5歳児クラスの担任保育者の保育観というか、考え方というものはとても共感できるし、問題あるものではないし、個人的には好きな感じなので、何とも言えないです。多分、子どもたちにはピシッとした大人に育ってほしいというような思いがあるんだと思います。私は少しくらいゆったり生きてもいいんじゃない?というようなスタンスなので、もしかしたら相容れない考え方なのかもしれませんね(´・ω・`)

まとめ

 14日目の実習でした。自由保育について、考えるきっかけになるような日誌でした。もっと、自由保育について学んでみたくもなりますよね。展開の仕方が無限にあるし、失敗も多く発生してしまいそうな保育方法ですから。自分の保育観と他の人の保育観、それぞれの違い、というものも垣間見られたように思います。自分の保育観は自分の保育観としてとても大事なものです。もしかしたら実習中に自分の保育感が否定されてしまうこともあるかもしれません。しかし、考え方が違うんだな、この園ではそうなんですね、くらいの気持ちでいても大丈夫です。自分の保育観に合わない園というだけですから。きちんと保育の理論を学んだうえで作り上げられた保育観であれば、どこかしらの園にはぴったり当てはまるようなところが見つかるはずですから、安心してください。自分の保育観も大切に、違う考え方もあるということは心の隅に置いておいて……。自分らしく実習できるのが一番ですが、そうでなかったとしても、働き始めれば、自分の保育観でも問題ないところで楽しく、心が穏やかなままいることができることでしょう。そのためにも、就活は慎重に行いましょうね。まあ、間違えたところに就職してしまっても、職場はたくさんありますから、そちらに転職すればいいだけでもありますから、終活についても何とも言えませんね。とりあえず、今日も一日実習頑張ってください。応援しています。頑張れー。

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